主体性を以って仕事に取り込むということ
こんにちは。禅聴者冨ヶ原です。
河津桜も満開に咲きましたが、あいにくの春の雨で散ってしまうかもしれませんね。
さて、本日は自分の仕事に主体性を以って取り組むについて書きたいと思います。
様々な企業様にてお話を聴いていると、組織において主体性を持った仕事の仕方をしていない人財が非常に多い傾向に感じます。
仕事にとっての主体性とは、目的や課題などを自ら考え設定し、目標や夢の実現に向けて自ら考え行動し、それらの結果に自ら責任を以って取り組むということだと考えます。
この「自ら考える」が非常に低いのです。
つい最近もこんな事例がありました。とある企業様の統括責任者のAさんとのお話しです。
以前その企業様で大きなトラブルが発生し多くの顧客にご心配やご迷惑が掛かってしまっていました。
統括責任者としてお客様対応に追われている中で、ご迷惑を掛けてしまっているお客様とのお話でお客様から「御社に再度任せたいと思えるような価値を提供して欲しい。君は自分の会社が何を価値として提供しているのか、また自分自身が提供できる価値は何なのかわかりますか?」と問われました。
それに対してAさんは明確な答えが出来なかったのです。
新人社員ならまだしも、統括責任者という立場です。自社が何を価値としてお客様に提供しているのか、それを以ってどうやってお客様に価値提供ができるのか、また価値として感じていただけるにはどのようにすべきかということを部下に教えなければならない立場でもあります。
こういった方の答えは大抵、マニュアル通りの答えか、その上席や他の誰かの言葉をそのまま使うのです。
ですので、それ以上に突っ込んだ質問をされると言葉に詰まり、最悪の場合逆ギレを起こすのです。
これはAさんに限ったことではありません。こういった類似の例は数多く見てきました。
自分の所属している会社が社会にとってどのような存在なのか、従事している仕事の立ち位置や在り方といったことを「自ら考える」ことをしないのです。目の前に来た仕事をこなしているだけ、要は作業になっているのです。
Aさんのように部下を持つ人間だとその部下もこのような考え方を持つ意味を知らない人間に育つ可能性が極めて高くなります。
自ら考え行動する人間と、考えることもなく言われるがままやるだけの人間と、どちらが生産性が高いでしょう。
言うまでもなく前者ですよね。
目標設定、課題に向けた解決策、責任を持った行動、こういった思考のもと仕事をしていれば顧客心理や新たなアイデア、それらに向けたチャレンジ力、行動力が企業の利益に繋がって行くのです。
そして自分を知ることも大切です。
自分が提供できる価値は何か、強みは何か、好きなこと得意なことは何か、また弱い所は何か、それらを知らずしてお客様に選んでいただくことは極めて難しい事だと思います。
また、自分の成長にも非常に関係してきます。
弱みをいくら伸ばそうとしても限界はすぐに来ます。しかし強みや得意なことはどんどん伸ばすことができるのです。
そして他者との差別化にもなるのです。
ぜひ、主体性を以って仕事に取り組んで頂きたいと思います。
どのように考えたらよいか分からない、どのように取り組んだらよいのか分からない、客観視できない、などございましたら、お話をお聴き致しますのでお問合せください。
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