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パンドラの匣を開けたら止まらなくなった話

このところ「あんスタ<半角スペース>ネガティブワード」でググってばかりいた。
Musicリリース時から、ネガティブな意見を見たら落ち込む、モチベが下がる、と確信し意識して避けていたのに。
しかし、一年以上経過し、メインもイベントもスカウトも解放可能なストーリーすべてを読んだ上でどうしても好きになれないキャラクターがいて、アンチスレを見て溜飲を下げたくなったのだ。
それだけで済ませればよかったのに、キャラの総合アンチスレまで見に行ってしまった。
自分の推しのユニットやキャラがdisられてたら傷つくだろうと予想していたけど、思っていたほどでもなかった。
私も推しを全肯定してる信者ではないので、モヤモヤするポイントが同じだと少しほっとするし、キャラそのものより運営やファンに切れてる人が多い印象だった。
これまで自分がプロデューサーを引退(笑)するとすれば推しのガチャで爆死した時だろうと思っていた。
しかし実際に引退してしまった人の記事なんかを漁っていると、シナリオにダメージを受けて決意する場合が結構多くて、正直それは想定外だった。
想定外だったが、引退理由としてこれが一番リアルな気がしてきて、ゲームとの付き合い方を再考するに至った。
というのも、先日まで走っていたイベントのストーリーで最推しがかなりどぎつい発言をしていたからだ。
(今更だが私の最推しは桜河こはくで、ユニットの強化目的でクレビとDFいずれのイベントも走っている。推しは一人なのにユニットを兼任している都合上、イベントが年四回開催されるのが、微課金勢としてはつらい)
もともと口が悪いキャラ付けがされてはいたが、それでも推しにあまり汚い言葉や暴言を吐いてもらいたくないのは、自然なファン心理ではないだろうか。
推し運(ガチャ)で辞めるのも、推しに幻滅して辞めるのも、どちらも地獄じゃなかろうか。
気づけば、数時間ぶっ通しでアンチスレと引退記事を読み耽っていた。
ゲームを始めてからネット記事にしろ書籍にしろ、読書量は激減していて、自分はもう活字への興味が薄れたとすら思っていた。
だがそれは単なる勘違いで、自分の興味を引くトピックに出会っていないだけだったのだ。
感傷的な引退表明、理にかなった運営批判、ネットスラングを多用した罵詈雑言……
どれも読んでいて愉快ではなかったけど、爽快だった。
運営を批判すまい、キャラを嫌うまい、悪口を言うまい……だって好きなものを褒め讃えた方が自分の精神衛生上もきっといいはず……
そうやって蓋をしてきたものが一気に噴き出して止まらなかった。
そもそも引退を考えていなければ、冒頭のようなワードを検索窓に打ち込んだりしないのだ。
ちなみに私は推しCPの情事を年中妄想している重篤な腐女子ではあるが、公式がゴリ推ししてくる組み合わせが地雷なので、そちらの腐媚が酷くなればやっぱりつらくて引退すると思う。
予想通りゲームへのモチベーションが著しく下がったが(冷静になれたとも言う)一度でいいから箱イベ星5カードの完凸をしてみたいとも思っている。
その時には満足して、上記の理由以外での円満な引退ができるかもしれない。

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