みくり食堂の今日のお客さま「父が会いに来たと知る」
今日、お母様を亡くされ、待ち合いの合間だとおっしゃるお客様が、ご家族で来てくださった。
いつものように定食を作りお出しする。
ひとくち毎にため息をつくように「沁みる」とおっしゃってくださって、なんか急にブワッと涙が出そうになった。
たぶん、ひと月前の自分を追体験し重なってしまったのだ。
父を亡くして1か月経った。その日は、ふわふわしてて非現実な気持ちと、ただただ穏やかに父を送りたい気持ちと、やらなければいけない現実的な業務とで、あまり涙も出なくて、流れるように終わってしまっ