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Q. ママ友はほしくないけど、孤独を感じる


noteでの人生相談。

3ヶ月前に夫の転勤で現在の住まいに引っ越してきました。
子どもは1人、4歳で保育園に通っています。

保育園の送迎時などにママ友の輪に入っていけず、なんとなく孤独を感じてしまいます。

かといって、その輪に入りたいかというと、そういうわけでもないんです。前の住所地でママ友の付き合いがすごく面倒だったので、ママ友を作ることに抵抗感があります。今は、挨拶すらちゃんとできていない状況です。

ママ友はいらないけど淋しい・・こんな気持ちはわがままでしょうか。もっと強い自分になるためにはどのようにしたらいいでしょうか。

(34才・女性)

私はママじゃないですが、もしもママなら、きっと「ママ友」というものは苦手だろうと思います。

女友達より男友達の方が一緒にいて楽で、グループ行動が苦手で、仲がよい女友達は皆サバサバしていて男性っぽい要素がある。私の脳が男性的なのかもしれません。

私は1人で行動するのが好きなので、ひとり飲みもするし、ひとり旅も楽しめる。

でも、1人で居酒屋のカウンターで飲んでいる時、周りがすべてグループのお客さんだったら淋しいし、つまらないです。ひとり旅の時、飛行機で私以外が全員カップルだったら、なんとなく落ち込んじゃいます。

いくらひとり上手でも、相談者さんと同じ状況ならば誰しも疎外感を感じます。それは、「輪の外にいること」を実感するから。

人類は昔々から、集団で生活をしてきました。グループで狩りをし、グループで子育てをし、グループで田んぼを耕す。だから、人の輪から外れて淋しいっていう気持ちは、DNAに組み込まれた本能的なものだって思うんです。

それを、「気のもちよう」とか「自分を強くする」とかで解決はできないです。その感情は、仕方がないことだと割り切る。そして、自分を「その状況」になるべく設定しないということ。寒いと鳥肌が立つから、寒くならないように長袖を着るとかと一緒のことです。

つまりは、ママ友の輪をなるべく見ないっていうこと。自分の目に入れない。目に入らなければ、”それ”は存在しないので、淋しくならない。ママ友の輪を見ない方法があるのか、よかったら考えてみてください。

そして、もう1つのご提案はママ友との付き合い方についてです。

”挨拶すらちゃんとできていない状況”とありましたが、それは相談者さんにとって健全な環境ではないと思います。そもそも、女性がグループになると誰かの噂をすることがあるし、「よくわからないものは怖い」という心理があるので、相談者さんのことを誤解されて変な噂がたてられたら困っちゃいますよね。

「よくわからない」という存在にならないためには、「挨拶だけちゃんとする」というのがおすすめです。

立ち話はしなくていいし、インスタをフォローしなくていいし、お茶会に行かなくていいし、友達にならなくていい。
でも、挨拶だけはする。挨拶さえ感じよくしていれば、彼女らの”怖い対象”にはならないはずです。

こんな風に、自分とママ友の付き合い方をしっかり決めていけば、悩むことは減ってくると思います。自分の「取り扱い説明書」を作るというようなことですよね。

ちなみに私ならば、このような感じ。
取り扱い説明書。大原則としては「気がすすまない誘いには乗らない」ですが、細かく見ていくと「大勢で何かをする集まりは得意じゃない」「お酒がない食事会は好きじゃない」「人間関係は基本的に1対1」などなど。

自分自身の特徴を明文化して、自分の行動やスタイルを好きなように作っていったらいいと思います。
そうすると、自然と周りの人も「あの人は1人が好きな人」だとか、そういうキャラとして扱ってくれます。

「もっと強い自分になる」とか思わなくて大丈夫。

浮かんだ気持ちを否定せず、自身の1番の理解者になってあげてください。



みずうみ
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