水うまい(29)

水だいすき

水うまい(29)

水だいすき

最近の記事

2024-11-04

もうすぐ県知事選がある。といえばもう居住地がわかる気がする。世間を大賑わせさせた例の知事。毎日の職場の行き来の信号待ちの選挙ポスターを、結構な市民がじいっと見入っている。後ろ手のひと、自転車から降りたひと、リード片手のひと。みんな関心があるに違いない。騒がせてしまったがゆえに、住む街のこれからを真剣に考える機会が増えたのだろう。これはこれでいいのではないか。 今月末に渡韓予定。最初は妹と2人のつもりが父の「俺行きたい!」の一言により、そういえば還暦イヤーだよねとなって、その

    • 2024-10-15

      某有名事務所の某アイドルが退所するようで。 わたしは前職の同期のことを思い出していた。 彼女は相当にそのアイドルを応援していて、文字通り東奔西走していた。 前職在職中、その彼女と休日に会っていたときにその彼のことを教えてくれた。わたしならそんなことはできない。大切に大事にしていることをそう簡単に人に打ち明けられない。小心者で警戒心が強いから。それをぐちゃぐちゃに雑に扱われたらどうしようかと怯えるだけなのに。嬉しそうに写真や動画を見せてくれる彼女は本当に可憐でかわいかった。まぶ

      • 2024-09-30

        朝晩はなんだか涼しくて、むしろちょっとさぶいぼがたつ。さぶいぼは関西弁か。 だからタバコをまた吸い出してしまった。冷ややかな空気とよく合う。別にわざわざ肺に悪いものを送り込みたいわけじゃない。堂々と深呼吸したいだけ。 最近は眠っているときに呼吸が止まることがあって、動悸と滝のような汗で目が覚める。窒息では死にたくないと思う。 卵巣がうまくはたらかなくなってからはずっとピルを飲んでいて、その影響か生理痛も楽になった。出血は同じようにあるので、量のあるときはショーツタイプの生理

        • 2024-09-23

          真面目な堅物として生きているのに真面目な混ざりけのない感情を向けられるのがとてもとても苦手で、この2カ月ほどそれに怯えている。不誠実な対応は嫌いなくせに誠実な好意を示されると途端に背中がうすら寒くなる。なんだか急にこちらも誠意を示して本気で向き合わないといけないような気になる。おかしいのはわたしで、すべて人間関係は誠実であるべきなのはわかっている。覚悟を問われているようで怖くなるのだ。無責任なことはしたくないけど責任はとりたくない。「そんなはずでは」な対象から「そんなはずでは

          2024-09-16

          きのうは完全に胃も頭も痛くて飲みに行くべきではなかったけど、わたしにもそれなりに付き合い的な交友関係はあるわけで、顔だけ出した。飲み物しか受け付けなかった。お盆すぎから完全に不調続きで喉も鼻もぐずぐず。ここ2週間ほど睡眠も怪しい。終バスも早いのでひとり先にお暇した。バス乗り場へ向かう途中におねえさんおねえさんと締まりのない間の抜けた声が聞こえたけど、返事はせずズンズン歩く。ブス死ね!と言われたからデブ死ね!と言った。後ろにいたギャルもデブ死ね〜!と言ってくれた。アイコス片手に

          2024-08-30

          本日めでたく29歳になり。 特にパッとすることもなく仕事をして今日が終わりそうです。 人に何かを伝えるのが苦手なわりに、他人からの何かを察するのが苦手というよりも釈然としないから居心地が悪い。今日はわたしが生まれた日なのだから、少々の横暴は許されるだろう。毎日地味に生きているのだからバチは当たらないはず。 そう思って前述の彼に 「えーーーーー???!忘れたん?!?」 と連絡をした。調子良くわたしの誕生日を祝うと言っていたから。 祝ってほしいのではない。本人から、なぜこうなって

          2024-08-26

          聞いてくださいますか? (先日の紹介の彼のことです。小っ恥ずかしくて周りの友達にもあまり話せていないので。) 連絡先を交換した日に明け方まで電話したり、休みを1日もらうから!とドライブをして、また誘うからまた会おうと言われて、その2日後。 途切れるLINE、未読で早1週間。 正直意味がわからなくて少し落ち込んだのは本当。思ってたよりタトゥー入ってるしタバコは吸うけど物腰は柔らかくて楽しかったから。ちょっとタイプだし。わたしのことそんなにだったかなあと思っていました。 「

          2024-08-11

          あー長かった。 2週間無休でひたすら働き続けた。 やっとお盆休み。 生理と体調不良と夏バテが重なり最悪だった。3キロ痩せた。そりゃそうだ。でもなんとなくフェイスラインがちゅるんとして好ましいので、このまま痩せてみることにした。 友達のストーリーにわたしが写り込んだことがあり、それがきっかけで人を紹介されることになった。ここ4年は浮いた話なぞ皆無だったのに。自分の持病のことがやはり気になるから、パートナー的存在はもう金輪際つくらないと決めていたけれど、恋愛がどうのよりも、日々

          2024-07-22

          聞く 確認する 質問する 報告する が苦手で、ずっとそれで叱責されている気がする。いや、されている。 脳みその根っこの根っこでは分かっている。でもできない(身勝手な)(理にかなっていない)(程度の低い)理由がある。 今話しかけていいのか そもそも聞くほどのことなのか 自分が不安に思いすぎなのではないか どう伝えたら伝わるのか 何かを誰かと共有するときの前段階として、かなりの心理的ハードルが何台もある。もはや聞くこと以前に、人に自分から何かを伝えるのを苦手としているから、で

          2024-07-09

          基本的に自分からお誘いするのが苦手で、1人でひっそりいることが多いけれど、来週の月曜の祝日がたまたま休みなので、勇気を出して誘ってみた。が、皆様先約があるとのことでのきなみ惨敗。 と思えばそのうちの1人から、来月のとある月曜日は空いているか?と。どうにかして有給申請をしてくれたらしい。 すごい。やさしい。嬉しい。 わたしと会いたいと思ってくれる人がいるんだなあと思うと、なんとも言えない気持ちになった。

          2024-06-23

          小麦と乳製品と夜の炭水化物をやめて3ヶ月。嘘か本当か好転反応が続いたけどもやっと落ち着き、今はむきたまごのような肌です。 そして夜のケアにレチノールを、朝にビタミンを取り入れてエイジングケアも加速。 水を溜め込みやすく汗が出ないタイプは頻繁にネバネバしたものを食べない方がいいらしく、かなりショックです。納豆もめかぶもとろろもおくらもだいすきなのに。それでも食べたいものを食べるよりも見た目がより良い方がいいので頻度を減らすことにします。 体調を崩してガリガリだった頃が痛ましす

          2024-06-10

          おんなじことをおなじように繰り返し指摘され指導され、自己嫌悪になる毎日。驚くほど成長がなくて自分でも病気なのではと思う。実際上司に障害ある?と言われた。今のわたしにはその一言に傷つくことも怒ることもできない。なんだかとても疲れたし、そう言われても仕方ないかもしれないと思ってしまう。 メガ割ビッグセールにつきあらゆるスキンケアを貪りチェックする。アラサーにもなり頬もこけ首も痩せ(ストレス痩せなだけか)顔色もすぐれない。全ての肌悩みが気になるような気がしてくる。選びきれず疲れて

          2024-05-04

          人を誘えない。 何をするにも、そもそも他人に受け入れられていない前提で距離感をはかる癖があるために、社交辞令であっても誘いを口走ることができない。心配事の8割は起きないと言われ、実際発生しても自己解決できるケースがほとんどらしい。事実そうなのであろうが現実は難しい。何に怯え恐れているのか自分でもよく分からないけれど。 わたしを姫と呼ぶ奇特なお客さんが差し入れに生ドーナツを携えて来てくれた。わたしは28年も生きてきて自分でドーナツを購入したことがない。ドーナツの立ち位置があま

          2024/04/22

          学生の頃にある美容師の方の目に留まり、モデルをしたことがあった。それ以降時折連絡をくれて気にかけてもらうなど10年の交友関係である。実をいうと前職はBAのわたしは一昨年の諸々の苦難と決心により美容師に転職した。その美容師の方とはまた別の、行きつけのサロンにそのままお世話になることになって今にいたるわけだが、そんなわたしのことを忘れず興味を持ってくれているのがその美容師Sさんというわけである。このたびはリッジパーマのモデル。見た目が変わると気分もいい。ひさしぶりに清々しい。

          2024-02-25

          まあ女の人は必殺技の男の人を捕まえるのが困ったら使えるもんな〜 と客に言われた。いるのだ、まだ現代にもこんなやつが。女のわたしにむかって言うことではない。だからお前はその歳でもひとりなんだよ。もし無人島にお前と猿とわたしで流れついても、迷わず猿を選びます。 目に見えて、よりも人に指摘されるほどがつらかった。髪の毛が細くなり量も減り、爪も弱々しくすぐに割れて乾燥する。きっと持病の影響だ。黒々とした艶のあるゆたかな髪、筋張った華奢な痩せた手。すべてわたしの自慢。自慢だった、に

          2024-02-20

          体を壊して以降、食事面やら対人面やらの生きるための枝葉がかなり弱々しくなり、晴れた気分でいられることがまずない。こんなことではいけない。わかってはいるけれど。自分のことが嫌でたまらなくて、はやくいなくなりたいとしか思えない。こんなわたしでも、わたしでよかったと思える日はくるのだろうか。 幼なじみははやくに結婚し、すでに3人の子どもがいる。なんだか不思議だけれど、涙が出るくらいいい母親でいい友人。そんな彼女は小学1年生の音楽会の合唱の練習の際、「足しんど」と言って急にしゃがん