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imIオリジナル雑誌(ZINE)『アイアム・アイ』創刊号に寄せて

始めに。このアカウントは学生団体。NGOとリンクさせないつもりだったが、色々と落ち着いて、リンクさせる事に怖さを感じなくなったから、初めて団体に関係することを書いてみようと思います。団体についてはHP(こちら)、各種SNSをご覧ください。

2020年の暮れ、12月27日に開催したオンラインイベント、The Feminism vol.5のテーマは「表現」で、ワークショップでは各グループにフェミニズムを表現してもらった。

↓イベントについてはこちらから↓

それらのグループページに、今回のイベントのゲストである臨床心理士のみたらし加奈さんへのロングインタビュー、imIメンバー個人ページなどを加え、一冊の本にした。20ページというのは少なく感じるかもしれないが、そこに詰まっている思いは本当に計り知れないと思う。まずは、下に貼るリンクからその本を読んで見てください。ちなみにイベントに参加してくださった方々には郵送するが、HPにて先行公開している。そして、これから私が書こうと思っているのは、私以外のメンバーの個人ページに寄せる文章。感情的というより、感傷的担っている勢いで、しかも完全なる私の私情で書いているから、拙さが出てしまっているかもしれないが、まずはご自身でこの『アイアム・アイ』を読んだ後に、リラックスして読んで欲しい。


By Kyoka

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学校を辞めてニュージーランドに飛び込んだ彼女だから書ける文章。みんなと足並み揃えて目立たないように、出る杭にならないように歩んできたはずだったのにAOとか就活では私らしさとか私の強みとかが求められる謎とかについては「それな!」って笑える。でも「そんな自信がない過渡期にフェミニズムに出会ってから、今まで受け取ってきた多くの言葉が一つ一つ私の中に積み重なるように傷み始めた」っていう文章に出会った時、本当にウッとなったの。フェミニズムについて学んでる人なら誰でも感じているだろう痛みをスパッと表してくれてて、いろんな人がこの文章で「私だけじゃない」って思えると思う。本当に、この一文に救われる人はどれくらいいるんだろう。丁寧に葛藤の中身を話していて本当に親近感が湧くし、この人がコミュニティにいる尊さを感じた。共感と優しさ、親近感と憧れ、いろんな目に見えないものを与えてくれる文章でした。ありがとう。


By Waka

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このページはすごく文章が少ないからこそ私が言語化してはいけない気がする。ご自身で読んで、ご自身に重ねて明日が忙しくない夜に考えて欲しい。この短い文章に本当にわかちゃんの人となりが出てる。深読みだけど、袋を2人で持つ時、均一の重さで持つことも可能だけど、逆にどっちかが疲れたら比重を変えることもできる。それがすごくコミュニティのあり方に重なる。喜びも悲しみも分け合うけど、誰かが無理することのないように。っていう優しさ。短い文章だからこそ、一人一人の解釈、一人一人の重ね方、一人一人の読み方ができる。表現者という感じですごく好き。コミュニティの尊さと、お互いに寄り添う大切さ、頼っていいんだよというメッセージ、私が頼りたいときは頼らせてねっていうメッセージ。さすが表現者と言いたくなるような1ページ。ありがとう。


By Rachel

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表面的なことだけれど、この絵を手書きで書いてるの感動。小学生の頃の私の話になるけれど、どんな人が好きかと聞かれたら「常識的な人」と答えていたし、嫌いな人は「常識的じゃない人」みたいに答えてた笑。この時の私の常識は、人を傷つけないとかではなくて規定概念(が悪くても良くても)から外れてないっていう意味だった。要するに、自分で考えることをせずに、常識に無力に従って生きて行くつもりだったし、その道から外れている人は私にとって奇異で理解できなくて、変な存在だったのだと思う。その時は、スマホなんて持ってないし、自分の目に入ってくるのは周囲とテレビの人くらい。つまり、自分でロールモデルを探すことはなかったし、こうなりたいと思う人もその中から選ぶしかなかったしいなかった。周りの大人と親が着けているチャンネルに出ている人達。そういう情報から私は常識を作り上げてたのだと思うし、自分もそうなるのだろうと思っていた。だからこそレイチェルとは違う理由でロールモデルがいなかったって分かって、自分がどこを目指して、何を考えて今に至るのかわからないっていう心の絡まりが解けた気がした。最後の「鏡の中に映りさえすれば、自分のことを自らのロールモデルとして見ることさえ出来たならば」っていう文章にはハッとさせられた。急がなくていいから、自分のペースで自分が納得いく自分を見つけたいっていう想いが伝わって、私も焦りからくる憧れとか、自己投影とかに逃げずにいていいんだなって。力になる文章です。ありがとう。

By Komomo

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なんでこんなポップな文章が書けるのってハテナが出てしまう笑。セクシュアリティ?LGBT?SOGI?って人の入り口になってくれるような文章。セクシュアリティってものはこれまた「知ってしまったからこそ分からなくなること、辛くなること」のひとつかも知れない。セクシュアリティとか恋愛に関する「呪縛」について語る(こういうと怖いみたいだけど、絶対にその奥を知った瞬間呪縛から開放されて自分を見つめ直せるの)ことの入口をポップに書けるのがこももちゃんの強み。本当に自分のセクシュアリティについて悩みを持っている人にも持っていない(疑ってない)人にも、別にセクシュアリティに名前無くていい、とか、自分のセクシュアリティはっきりしなくていい、とかこの概念に触れてもらいたい。そんな私たちの思いをこももちゃんらしく表現してくれてる。手に取りやすいポップさで社会で悩んでいる人が実はとっても多いのであろう(例え彼らがマイノリティとタグづけられていて、統計的にはマイノリティであっても)悩みから解放して、「いいんだよ」って言えるためのツールである、フェミニズムへの入り口を広げてくれる。私とは違う文章の雰囲気を出せる人だからそういう面でもすごく尊敬しているし、この文章をきっかけにフェミニズムの扉を叩いてくれる人がいると確信できる。ありがとう。


By Nana

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私は文章として意見を発信する時、かなり芯を全面に出すタイプ。だから「強い意志」という印象で捉えられることが多くて自分の弱い部分をあまり見ないように、あまり表現しないようにしている節があった(もちろん、「強い意志」を評価されるのはとっても嬉しいし、自分のエゴを感じる)。実は、突然社会の大きさと自分の無力さを感じで苦しくなったり、反対の声を意識してしまったり、自信を持って始めた活動から逃げたくなったりする。それだけじゃなくて、フェミニズムに出会って社会を見る目がかなり変わって、今まで笑って過ごしてた物に加害性を見つけてしまって辛くなったり、何より自分の特権とか加害性に気づいて辛くなったりする。ななちゃんの文章はそんな私の痛みにすっと馴染んでカバーしてくれる。「悩んでいる気持ちまですべてまとめて、お互いを認め合える」本当に泣きそうになる文章。優しくて、だけど強くて、でもそれ以上に優しくて。本当に出会えてよかったと思える言葉を紡ぐ人。そしてこの温かいページの隣はストロング全開な私のページなのがimlの面白いところ笑。もちろん、私のページは決して無理して強がって書いたわけじゃない。でも、ここで表現したのは私のほんの一部。ななちゃんの文章を読んで、私の一部である強さも、私の一部である弱さも、私が持っている加害性も、過去の後悔も、全部認めてさらけ出せる環境に身を置けている幸せを感じた。そしてimlがそんな場所であればいいな、と感じた。とってもとっても温かい気持ちです。ありがとう。


シンプルに今読み返すとメンバーへのラブレターになっている。それでもいい。でも、もし、『アイアム・アイ』を読んでも咀嚼しきれなかった方、私のこのnoteによって『アイアム・アイ』に出会えた方が一人でもいれば、本当に幸せです。

もしこのnoteをここまで読んでくださった方の中に、『アイアム・アイ』を読んで胸が熱くなった方がいれば、ぜひ私たちimIのコミュニティに入って欲しいです。本当に暖かくて、どこにも出せなかった自分を出せる場所だと思います。各種SNSではイベントの情報発信だけでなく様々な情報を発信しているのでぜひチェックして見てくださいね。(HPはこちら

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