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幾つになっても まだ遅くない、その気持ちを大切にしています

『生きているだけでいい』
私が いまミャンマーに伝えるメッセージです。

今もミャンマー、ウクライナ、同じ悲劇が起こっています。
日本でもコロナ禍、苦しむ方はたくさんみえます。

私たち熟年者は、今がんばらねば、そんな気持ちでいます。

正直、私は、人間の命は、何よりも大切にすべきと考えます。
経済活動より・・・優先します。
勿論、これには皆さま異論があると思いますが・・・
それが、私の人生観です。

ビジネスならば、新たな道を見つけることです。
人間は、優先すべきことに覚悟があれば、必ず道は繋がります。
大切なのは、人と心が繋がり諦めないことです。

私は、そう自分に言い聞かせています。
国や文化が違えば 思考や価値観も異なり、お互い理解できないことはあります。

私がミャンマーの仲間と、共に生きたいと思えたのは、
多分、仏教の思想が、肌にあったのかもしれません。

人に優しく、思いやりに溢れ
モノには恵まれていませんが、一緒に生きる喜びを感じました。

ミャンマーに入ったのは8年前ですが、
当時、携帯電話も普及していませんでした。

村に有線電話が一台という状況ですが、不便はありませんでした。
自分に必要な情報は、人伝えに取りにいく感覚です。
時間をムダにするという感覚はありませんので、それに慣れることが大変でした。

ビジネスでは、価値を創り出すプロセスから教えれば、すぐに理解されました。本よ読んだり学ぶ習慣は 根付いていますので、心を動かすことが重要に感じました。

私たちは、経済効率を高めることに喜んでいますが、
失っているものを考えてみることも大切です。

私が、ミャンマーの文化で一番好きなのは、寺子屋です。
日本語を学びたい子は、お寺で教えてくれます。
無料で、おやつまでついています。(お供えですが)

収入の半分以上、お布施を充てますので、おやつはたくさんあります。
寺子屋は、上級生が下級生を教えます。
社会人になってもお寺で学んだ子は、子供に教え続けます。
それを継承する精神は、素晴らしいものがあります。

ミャンマーで仕事をして、私は自分の心に素直に向き合えるようになりました。
それは、自分の生き方に優先順位をつけたことから変われた気がします。

常に上位から選択しますから、行動や考えに迷いはありません。
1つしか選択できないのなら、2番以降は諦めることになりますが、
不思議ですが、不安を考えないようになりました。
何よりも嬉しいのは、モノに価値は感じなくなれたことです。

この感覚で、ビジネスに取り組むことにワクワクしています。
自分の生き方に納得できることが、私には大切なんです。

私が、いつも自分に言い聞かせていることは・・・
いくつになっても、まだ遅くない、その気持ちを大切にてします。

そこから、新たなことを学ぶ勇気が・・・湧いてきます。

私はある意味、職人思考に偏っていますから、
いつでもゼロに戻ることを必要に感じています。

一つのことを掘り下げていくと、見えなくなる部分を感じますが、
それは、行動せず頭で判断する習慣が原因です。

経験を積むほど、常に目的と本質を確認してことが必要です。

若い頃、デンマークの幼稚園で、ナイフの使い方を指導してみえました。
その光景は 衝撃であり、いまでも忘れません・・・

園児が、ナイフを使い木工品を作成しています。
手付きを見ていると、危なそうで怪我でもしたらと青ざめました。

先生の説明に・・・
この国で人間が生きていくには、ナイフを使えることが必要なんです。
子供の力は弱いから、怪我をしても軽く済むと言われました。

怪我をしないと痛みを知ることはありません・・・・
私も頭では理解できましたが、現実には衝撃でした。
しかし 今は、それが教育の原点に感じます。

私は、今の時代に感じるのは、
リモートワークが進んでも、人と会って話をする。

メールやSNSではなく、人と会って会話をする。
人と会うことに学びや、想像があると思います。

人間が生きてく上で、一番大切にすべきことに感じます。

若い頃は、人を憎むこともありましたが・・・
自分の心が、淋しくなるばかりでした。

いろんな体験をする中で、自分の価値観を見つけていくのだと思います。

私は、いつもゼロからのスタートだから、また始めればいい・・・
不思議ですがその勇気が 、私の心を育んでくれる気がします。

どんな時代でも・・・
人間らしく生きることを、私は大切にしたい。

2022年4月 夢途中 水谷勝範


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Mizutani Katsunori
Webからファッションを創る、それが私たちのプロジェクトです。服作りとはいえ、私たちが大切にしていることは、お互い共存し成長できる社会になることです。皆さまとの出会いを愉しみにしております。水谷勝範