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11.07 水晶づくし

お客様からご注文をいただくことで、普段は取り扱っていないものを目にするとテンション上がる。

店に30㎜の水晶球が大量に届いた。
おっ!?コレはっ!!😲と思い、出張中の同僚に電話をする。
「水晶球、届いたよ~」
「おっ!?どうだった?」
「どう…って、水晶だった」
「透明だった?」
「まぁ…水晶だからね」
「いや、クラックとか」
「あぁ…クラックね。あっ!スゴイ!!ティッシュの地の目が見える」
「マジで!?」

わざわざ電話で、ものすごく、どうでもいい会話をしてしまった💧
もちろん水晶は見慣れている。ただ、いつも見ている水晶は4~20㎜くらいまで。そして当然、穴があいている。無穴の水晶球しかも30㎜は、私の仕事では見ることないのよ。

「お客さんも気にしてたから、あとでスマホで簡単に撮った画像で良いから送っておいて」と言われて、「はいは~い」と軽く返事をする。

パシャリッ📷

ティッシュの地の目って…

しっかりスマホと私の腕が写りこんでいる。
光をやわらげようと思い、何か白いポリ袋みたいなものはないかと、手近にあった緩衝材をひっぱりだして覆ってみる。

パシャリッ📷

黄色っぽく映っているのは反対側に置いていた麻の束

しっかりプチプチ写りこんでいる。
ダメだったか…フワフワした緩衝材に変えてみる。

パシャリッ📷

もぅ何を撮ろうとしているのか分からなくなってきた

「あぁ~なんかコーヒー飲みたくなってきな」と思って、ぽとぽと音を聞きながら、スマホと私の腕が写り込んだ画像を黙って送っておいた。
こういうの、よくやる。倍以上時間をかけて、結局、最初に戻るって…。


閑話休題 

本日の珠数つなぎ

他の天然石とも合わせやすく、パワーストーンとして最も有名な水晶。

珠数玉に関して言うと、ネットショップ等で水晶として販売されているモノには「天然水晶」「人工水晶」「溶練水晶(練り水晶)」の3種類がある。
特に注意が必要なのは「溶練水晶」や「練り水晶」と表記されている場合、これはガラスです。
水晶は偽物を見分けられないと言われているけれど、珠数玉に関して言えば、溶練や練りは透明度も質感も全く違う。ある程度、見慣れている人なら見分けられると思う。これは私も見分ける自信あり。

新規品 真言宗 水晶(天然) 尺三平 梵天房
新規品 水晶(天然) 尺三平 六匁正絹頭房
修理品 水晶 尺寸平 正絹頭房

↑上の画像↑ これは預かり品だけれど、おそらく天然(鑑定しているわけではないので一応❝おそらく❞って書いています)。画像では水晶が濁っているように見えるけれど、これは私の撮影技術の問題😢

自信満々に天然と言っているけれど、見分けるのが難しいのは「天然水晶」と「人工水晶」。そして私が言っているのは、あくまでも珠数玉に関しての話。珠数玉であれば「これは天然水晶だ」っていうのは、当てられると思う…調べたことないから、やってみないと分からないけど。
でも「人工水晶」と低品質の「天然水晶」は、成分も同じで見分けもつかない。
まして無穴の水晶玉や色々な形に加工してあるものは、見分けられない。私も見慣れていないから。自分の持っている水晶が本物か偽物か、本当に知りたければ宝石鑑別書しかないと思う。

修理品 水晶(天然か…人工か…?)7㎜赤瑪瑙仕立 正絹頭房


ダラダラと書いたけれど、じゃぁ買う時どうすればいいの?ってなるよね。
宝石鑑別書がついていればいいけれど、その場合、たぶん割高。
せめてお店の保証があれば良いけど、その場合は信用できるお店で買わないと意味がない。
気やすめにしかならないけれど、お店の人に確認する。
それぐらいかな…あとは自分の直感を信じよう!

役に立たないアドバイスで、すみません。
だから私は「好きなモノを買う方が良い」と、正直にお客さんに言います。
石の質とかパワーストーンの意味とかも説明しますが、最終的には、みなさん自分の直感で選ぶ方、多いですよ。

新規品 水晶(天然) 尺三丸 正絹紐房

そんなこんなで水晶ばかり触っている一日でした🔮
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
また明日。