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本日の珠数つなぎ
京都で珠数職人やっています。
日々の仕事を記録しておきたくてnoteつづけております。
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真言宗のお坊さんが使う珠数
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モノトーンなのにしっかりとした存在感
瑪瑙は、微細な結晶の粒々があつまってできた潜晶質。
この性質を活かして様々な色に染色加工されるので、カラーバリエーションが豊富。
産出地域によって特徴的な模様もあったり、まさに色々。
黒縞瑪瑙はカラフルなものは苦手、でも真っ黒では物足りないという方にはオススメ。
縞目の出方で印象もだいぶ変わるので、お好きなものを見つけてほしい。
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房が変わるだけで印象が変わる
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一般の方が使う珠数としては、かなり大きめ。
持つと、ずっしりとしている。
この珠の大きさだと、どうしても中に通っている紐も伸びやすいので、伸びてきたなと思ったら切れる前に修理へ出した方がいい。
こちらの御修理は紐の通し替えのみ。
房は壊れていなければ、再利用できる。
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こちらの御修理も紐の通し替えのみ。
修理を機に房の色を変えたいというご要望もあるけれど、
私は基本的には房が壊れていなければ、そのまま使うことをオススメする。
もったいないしね。
なので修理を依頼する時に、房がキレイでそのまま使いたいと思うのなら、お店の人に相談してみてほしい。
ただ、なかには再使用できないような作り方をしている数珠屋さんもいるので、そういう場合は再使用を断られることもある。
その日その日つくっている珠数を載せているから一貫性はないし、
続けるほど偏りが出てくると思うけれど、
いろんな珠数があるなぁ~という感じで見てもらえると嬉しいです。
本日も、ありがとうございました。
👋また明日。