裕福な家庭は1時間に2153語、赤ちゃんに語りかけている
語りかけが大事だとよく聞きますが、2015年のナショナルジオグラフィックでエビデンスを見つけました。
20年ほど前、米国カンザス大学の児童心理学者たちが42の家庭を対象に、親子の会話のやりとりを録音し、子どもが生後9カ月から3歳に成長するまで追跡調査したそう。
その結果、両親が大学教育を受け専門職に就いている裕福な家庭では、子どもは1時間当たり平均2153語の語りかけを耳にしていました。
一方、生活保護を受けている家庭では平均616語と圧倒的に少なかったのです。また、子どもにかける言葉も「だめ」「下りなさい」など短い命令調のものが多いのだとか。
また、親との対話が多かった子どもは、3歳の時点でIQがより高く、9歳と10歳のときにも学校の成績が比較的良いという結果が出たそうです。
遺伝的要素や所得差による環境の違いなどもあるのではないかと思いますが、語りかけは子どもの心の栄養にもなりそう。
赤ちゃんは目をよく見ているそうなので、見つめて語りかけてコミュニケーションがとれたらと思いました。