オンライン授業って結局どうだった?
ようやく、街にフツーが戻ってきた。
私の住む街は、県下でも財政状況が良好なことで有名で、教育事業に予算を割いている。ずいぶん前から「一人一台パソコン」を目標にして小学校低学年の頃からパソコン授業があった。平常時からパソコンを使って授業をしていたので、子どもたちは割にすんなり、オンライン授業にはいれたようだ。パソコンを持っていない子供達には学校から貸し出しがあった。
でも、パソコン持ってるからって授業理解できるのとは関係ない。
分かりにくいチャートや動画説明なら、ない方がましですーーー先生が限られた時間で頑張っているのはわかるんですけど…
聞き取れない英語発音は「そうだ、ヘイSiri! 同じ英文を言って」と発音させようとしたら「よくわかりません」といわれちゃいました。Siriにもわからぬ英語なら況や中学生をや。
答えをメールで提出、または画像スクショという授業もあったようですが「答え見せて〜」とカンニング依頼のラインがママにバレて怒られた、なんていう家庭もあったそうな。
早い過程で「こりゃあかん」と思い、私は通信教育の家庭学習サービスを検討しました。進研ゼミとZ会とスマイルゼミである。途中入会者にZ会はムズカシすぎる。進研ゼミとスマイルゼミ、どっちもそんなには変わらないが、信頼の蓄積データと老舗の貫禄で進研ゼミに決定(一応、娘には了解確認しました)。
小学校1、2年生の頃にやっていたので出戻りです。そしてタブレット学習にしました。もう紙製品の時代じゃないよな〜と軽い気持ちで決めたのですが、これが良かった! 予習や復習の催促もしてくれるのでありがたい。
小学生のオンライン授業はまだ無理があるよねぇ、どうしてるの?…と今年1年生の知り合いに聞いたら、学童に預けっぱなし状態だという。親は一切関知してないので分からないと言われた。それもスゴイな〜彼らは共働き夫婦で、不運にも一人娘が入学した途端に休校宣言を食らって必死なわけだけど…。
学童に通う児童のために校舎を解放してくれているのでソーシャルディスタンスはとれているらしい。しかし、一年生になったばかりで本格的に授業を始める前から、映像見てプリント配られて勉強しろはないよなぁ。もちろん、ステイホーム可能な家庭は保護者が教えているのだろうけど、それもかなりの負担だよ。
外国でも、休校宣言でパニックになっている親の話を聞いたけど、フランスでは早い段階で通信教育専門の会社が請け負っている(地域差あると思います)とのことだった。それは正解だと思う。やっぱりオンラインや通信授業は専門に任したほうが良いけど…日本だったらやっぱり進研ゼミになるかな?でも今は進研ゼミ内でも色々コースが別れているのよね。もし任されたとなったら、どうなっていただろう。全員スタンダードコースにしたら進度が可視化される分、できない子はあせるだろうなぁ。できる子はガンガンコースをあげて、中学受験組とかにはオプションコース選ばせるとか? それって料金はどうなるんだろ?義務教育の国費に入ります?? オプションは各自で自己支払いとか? そうすると否が応でも収入格差というものを考えてしまう。何だかな…日本の教育は受験を中心に成り立っているのだな、と改めて感じた。
教育テレビで全学年用の映像講座流せばよいのに、という人も見かけたけど、テレビをみる感覚では勉強にならないのよ…右から左へ流れていっておしまい、の子が過半数だと思う。
ところで、このZOOMを使ったオンラインイベントを、このステイホーム期間中に体験したのだけどとっても面白かった!! 高校生以上、大学生ならば講義はオンラインの方が絶対楽しいしやりやすそう。
チャットで質問とばしたり、参考文献や資料(今はyoutubeなども参照項目にされることもあるし、評論などHP掲載もある)のリンク貼ったりして、早く確実に情報が届く。それに対する討論や意見交換なども闊達になるし、ミーティングはオンラインの方が良いという会社もあるのは納得だ。
未来はこうなっていくのだなぁと垣間見た気がした。
だからこそ、対面の大切さも感じる。
小学生のうちは、やっぱりある程度、手をかけ声をかけ面倒を見てあげないと、勉強だけじゃなく、いろいろ支障があります。
中学生になったら、オンラインの良さが授業にも活きてくると思うので、選べると良いな、と思います。
いま、通常授業に戻って辛い思いしている不登校の子もいると思う。そういう子たちをすくい上げてくれるのがオンライン授業じゃないかな。
いろいろな未来を選べる時代がくる、と実感した休校期間でした。