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世界らん展2019(5)

だいぶ間が空いてしましたが、本連載も今回で最終回になります。

世界らん展は、いろいろなコンテストが開催されていて、各部門ごとに出品された作品がずらりと並んでいるわけですが、香りを楽しむことに特化したコーナーがあったので、そちらをご紹介したいと思います。

写真の通り、フレグランス部門といいまして、ちょうど花が鑑賞者の鼻の辺りに来るような高さで展示されています。

鑑賞者に投票権があるわけでありませんが、いろいろな蘭の花の香りを直接楽しむことが出来ます。

花の姿を見るだけでも充分楽しめますが、

こうやって、香りを嗅ぐ為に、どこまで近付けるかも楽しみだったりします。

ライトアップは下からもあるので、証明が落とされると違う雰囲気になります

大振りな花も中から光って見えますし

珍しい形の蘭や

色で勝負している蘭にも間近で見られます

傷み始めているのを見ると美しさを維持するのは大変なことだと分かって来ます

こちらはキスして欲しいのでしょうか

花の形からは、どんな香りか想像出来ないのも多いです

いくら時間があっても足りなそうですが、

照明落としての演出もなかなかで、

違うコーナーに誘い出してくれました

歩き疲れても生バンドが、優雅な気持ちを繋いでくれます。

ところで、最後の方で、バングラデシュの蘭の出品が目に止まったのですが、後ろの壁に掛かっている鳳凰木の絵を見て、タイ時代を思い出しました。

また、絵の構図は、昨年の春に佐藤美術館で開催されていた現代美術展を思い出させてくれました。

世界らん展の楽しみ方は人それぞれ。来年も来たいものです…

(完)