
メスキータ展に行ってみました
日本初の回顧展というメスキータ展に行ってみました。場所は東京駅舎内にある東京ステーションギャラリーです。
作品自体は撮影不可だったので、写真は最後の撮影コーナーのみです。線だけで描く版画に圧倒されました。
近づくと分かりますけど、輪郭を彫らず、本当に線だけで描いているのです。もっと凄いのもあるのですが、ご紹介出来ないのが残念…
こちらの女性も、髪型を勝手に認識してしまいますが、
実際には描かれても、彫られてもいません。人は見ていないものまで勝手に補って見てしまうのですね。
だまし絵で有名なM.C.エッシャーが、家族もろともアウシュビッツ日本連れ去られたメスキータ家から必死で救い出したという作品群。
全く持って知らないことだらけでした。
会場では、木版画も刷っては手を加えていくというステージごとの変遷が見られたり、無意識のうちに描いたという自由画「ファンタジー」シリーズや、手彩色されたエッチングなど、短時間で見るにはなかなかのボリュームでした。
パンフレットが5種類もあるのですが、それぞれ取り上げられている絵が全て違うので、全部集めようとコレクターになる人が続出しそうです。
会期は8月18日迄とのことですが、ご興味のある方はお早めに!