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とあるITエンジニアが起業した経緯

名前:みずしの
仕事:ソフトウェア開発会社の経営
分野:クラウド基盤、バックエンド開発
売上:8,000万円くらい
(※エンジニアとしてシステム開発も従事)
趣味:アニメ、着物

きっかけは6年前

6年ほど前に飲み会に誘われました。
それも知り合いが全然いない飲み会。

仕事に追われてモヤモヤしていて、
気楽にお酒を飲めそうだなって思って行きました。

飲み会が500万円に?

ワイワイしつつ、何人か名刺交換しました。
いろんな職業の人がいて、
会社のシステムやオペレーションに困っている人がいました。

僕はIT業界で、ソフトウェア開発が得意分野だったので、
「こうしたらどうですか?」と提案してみました。

その建築会社の社長は、
「じゃあ、500万払うからやってよ」と。

僕は、「え、・・・え!? やります!」
と即答。

それから2週間後に納品。
会社で働きながらだったので、土日の2日間と、平日の夜に少し。

ちゃんと500万円の振込みがありました。
その社長は「これで数千万は経費が浮くよ」と満足してました。

手を広げてみた

「IT業界と比べて、他業種は、なんて古い仕組みで動いてるんだ」
と、衝撃を受けました。

その後、他業種に絞って、いろんな方に提案をしてみたところ、
ほとんどの仕事を受けることができたのです。

収入が増えて、最初は良かったんですが、
規模が大きくなるにつれて、体力もキツくなってきました。

会社員として個人事業をするには限界が来たのです。

法人設立と退職

個人としての税金の額も大きくなってきて、いよいよ両立が難しいと判断して、法人を設立することにしました。

法人設立後は、個人でやっていた依頼をすべて法人に回して、案件も広く受けられるようになりました。

そして、法人活動が安定したあと、会社を退職しました。

理想と現実のギャップ

  • 50代、60代を意識したときに、自分はエンジニアをやってるかもしれない

  • でも、エンジニアをやることができてないかもしれない

  • それはお客さんが決めることだし、自分には決定件がないから分からない

もちろん、サラリーマンを辞めることは、とても迷いました。
それで、「なんで、あのとき自分はこういう決断に至ったんだろう」
と、振り返ってみました。

おそらく最初のきっかけは、定年のことを考えたとき。
60歳を過ぎてもサラリーマンをしていたら、おそらく、まだ働いてるだろうな、と考えました。

どういう老後を過ごしたい?

定年退職みたいな自分を想像した時に、
「どういうのが理想なんだろう?」
っていうふうに考えたことがあるんです。

で、50代のエンジニアっていうのは結構いると思うんです。
昔々、言われていた「35歳定年説」は覆った、と。

ただ、60代になってくると、サラリーマンのエンジニアってキツいんじゃないか?
と思ったんです。

プロジェクトマネージャーや管理職ならまだ大丈夫そうだけど、それも60歳を過ぎると限られてくるなぁ、道が狭くなっていくかなぁ、みたいなことを考えたんです。

もちろん、未来のことは分からないですし、健康寿命が伸びてる中で、そういう60代とかになった時に、高齢者エンジニアの人口が増えてる可能性もありますが、「自分の世代でそうなるか?」と。

お客様がいないと趣味になる

スーパープログラマーとかならできるかもしれませんが。
自分の場合、それは趣味になっちゃうかもしれない。

っていうところで、エンジニア以外の自分がやれる事、みたいなのを、もうちょっと広く考えていったほうがいいのかなって思いました。

で、やっぱりプログラミングや、システム開発が好きだし、それがやりたいとは思ったんですが、「僕というエンジニアのアウトプット」を求めてくださる方がいないと、できない。

お客様がいないなら、それは本当に趣味でやるしかないなっていう形になっちゃって。

仲間を集めて会社をやりたい

  • 後進の育成や、自社サービス

  • フリーランスという1人ボッチの状態じゃなく

  • 仲間とチカラを合わせながら生きる

  • その方が自分の人生にとって幸せなことだと思った

  • 1人会社じゃなくて、人を増やそう、と思った瞬間だった

最終的に決断したのは、一人ぼっちで、一人会社みたいな形でやるんじゃなくて、自分の持ってる技術を、自分がどんどん年齢重ねていく中で、若い人たちに対して教えたりして、周りに自分と仲がいい人とかを増やしながら、
力を合わせながら会社を運営していった方が、自分の60代としてはうまくいってるような気がする、ということでした。

ずっと一人で孤独にやるんじゃなくて、人を増やしていこうかなって思った瞬間が2〜3年前ぐらいでした。

未来に期待すること

  • 世の中はすごいスピードで変わっている

  • まるでジェットコースターのように生成AIの進化も凄まじい

  • 映画で見たようなSF世界を体験しながら時代に取り残されないよう仲間と楽しみたい

今後に対しては生成AIとか、いろんなものが出てきて、目まぐるしく変わっていってると思います。

ITの人間として、それらも楽しみながら、時代に取り残されないよう、最先端の技術に関わりながら生きていきたいです。

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みずしの
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