独断 2021年10月
今が「第三次世界大戦」の真っ只中であることを理解している人は少ない。第二次大戦の敗戦以降、日本では「軍事学」は禁止され、戦争抑止の方策を学ぶことすら禁止された。現在「国際関係学」などという名前で学ぶようだが、おそらくそれは「外交の一手段としての戦争」までで、個々の兵器の破壊力(=防御・抑止力)やそれに基づく「相互確証破壊」「戦略原潜の持つ意味」「占領政策」など「戦略」という部分までは防大以外では学べないのではないか。
食糧やエネルギーは人命に関わるから、それらのエンバーゴ(禁輸)は、戦闘行為と見なされる。もしロックダウンがなされれば事実上のエンバーゴ(食糧抑留)であり、戦闘行為である。
「緊急事態宣言」は、「灯火管制」であり「配給制」であるに等しい。経済はどんどん疲弊してゆき、それはつまり国民全体の財産が奪われている、ということに他ならない。
「Divide and Rule」分断し支配する、これは戦時下の戦術の一つでもあり、占領下で必ず行われる「分断統治」のことである。同じ民族同士を分断し争わせることで国力を奪う方法である。現在コロナ怖い派vs問題ない派、ワクチン接種推進派vs危険派、マスク必要派vs不要派…とさまざまな細かい点においてまで分断工作が行き渡り、日本の国内は割れている。これは、世界のどの国でも同じだ。ただ民度の違いによって、少々国情は異なる。
戦争は部族対部族→1国家対1国家→そして国家群対国家群と進化してきた。それが今、国家を超越したある勢力とある勢力の争いになっていることに気づいて欲しい。二十一世紀の新しい戦争の形式なのである。
2021.9.15