あなたの日本語はまちがっていますよ 8
8、お花に水をあげる
「あげる」は敬語である。「あげる」は「上げる」であり、「いただく」と同じく「頭の上方にかざす」ことが原意である「謙譲語」である。
だから「お花に水をあげる」は「尊敬すべきお花様に、私が謙って水を差し上げます。へへぇm(__)m」という意味になってしまう。
尊敬語、謙譲語は、対人間の場合にしか使えない言葉である。だから「花」を尊敬し、自分が謙る「水をあげる」は、明らかに間違いなのだ。
「あげる(謙譲語)」の普通表現は「やる」である。最近「やる」を「