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【学級通信ネタ】貯め方より使い方が重要!?学力貯金のすゝめ〜

 中学生の金融リテラシーを少しずつ上げていこうと、密かに金融教育を行なっています。2分もあれば話せるネタなので、目についた教育関係者(担任の先生の皆様)の参考になればと思い、綴っていきます。本日のテーマは「貯金と学力」についてです。


学級通信や学活の語りに 「貯金と学力」

 みなさんは、今いくら貯金がありますか。今回は金額がいくらか、とか多い少ないではなく、貯金をする習慣があるかどうか、で自分の生活を振り返ってみましょう。まず、「貯金」について、次のようなことが書かれています。

 貯金とは、単純に言えば「お金を使わないこと」だ。そして今日お金を使わないということは、明日お金を使う能力が手に入るということを意味する(この場合、「明日」は「来月」でもいいし、「来年」でも「10年後」でもいい)。つまり貯金とは、支出を先延ばしするということでもある。今使わずにいれば、将来お金が必要になった時に使えるということだ。

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

 「貯める」ことを言い換えれば「使わないこと」「先延ばしする」という価値観の変換が新鮮です。さらに、こう締めくくられています。

 貯金ができるということは、人格の一部になる。人生をきちんと考え、計画を実行する粘り強さと自制心がある証拠だ。
 貯金ができる人は、目の前に欲しいものがあっても、将来の大きな目標を達成するためにぐっとがまんする。

アメリカの高校生が学んでいるお金の教科書

貯金力すなわち学力

 さて、これを普段の学習習慣にも当てはめてみると、「貯金額」を身に付けた総合的な学力、「貯金をする行為」が将来に向かって学習をすること、でしょうか。もちろん個人差はありますが、学習を進めた分だけ、学力が身に付いていきます。これを、学力貯金と名付けましょう。与えられた時間は同じなので、やるべき時にしっかりやっておくと、確実に学力貯金額が増えていくことになります。そして、この学力貯金のよいところは、「使っても減るどころか、どんどん貯金をしたくなる」ということです。学んだことをアウトプットすると、さらに定着状況がよくなり、さらに貯金をしたくなる、という理屈です。
 まだ先の未来のために、今を頑張るというのは大変なことで、根気よく取り組む力が求められますね。しかも、その努力が報われるとは限りません。それでも、報われた人は、少なからず最後まで頑張れた人だと思います。

 

まとめ

 簡単な話ですが、貯金と学習習慣は子どもたちにとって、とっかかりやすい内容でもあります。ぜひ、話のネタとして使用していただければと思います。

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