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先輩方の発言が凄いなぁと見ているだけ?伝わる!揺さぶる!文章を書くにその答えがあります

突拍子もない題名で書き始めます。

これは一昔前の自分へ向けてぶっ刺さる言葉を題名にしました。

先輩方のクライアントや会議での発言を見た時に、「え?なんでこんなにパパッとやるべきことが出てくるの?」と思ったことはありませんか?

私は毎回社内会議で発言ができずに、Mupやまわり方、Youtubeを見ながら解決策を探してました。

その時にふらっとこの本に出会って、一筋の光が見えました。

なので、今私と同じように困っているあなたへ向けて本の中で私が特に役立ったと思う箇所を解説したいと思います。


文章の7つの要件

  1. 意見

  2. 望む結果

  3. 論点

  4. 読み手

  5. 自分の立場

  6. 論拠

  7. 根本思想

以上の7つです。

この中で私が特に大事だと思う点を挙げます。

論点

あなたの問題意識は何か?

あなたが提起する「問い」の質にここは左右される。

論拠

相手が納得する根拠があるか。

客観的な数値で、論理が通った文章を書けているか。

意見

あなたが1番言いたいことは何か?

論点に対する結論である。

文章の基本構成の例

論点:夫婦別姓を認めるか

論拠:現状では男性側の姓になるのが9割強で、家名の存続や職場での呼び名の変更などをめぐって、女性側にリスクがかかり過ぎているから

意見:私は夫婦別姓を認めるべきだと考える

ここで思うのは、書くのは簡単だが、その意見を言う前の段階で何を考えたらいいのかわからないから困ってるんだろ!!!!!

です。この本の冒頭でこんなこと言われても、正直誰でもわかってるわ!!

と思ってました。

そして次の章に進んだ時に、その何を考えたらいいかの答えが載っていました。

自分が一番言いたいことを発見する

そもそも意見とは自分が言いたいことでした。

ただし、好き勝手に自分はこう思います!と言っても、発注者はクライアントに「いや、私たちの問題はそこではないんだ。黙っててくれ」

なんて言われたら終わりです。

じゃあそもそもクライアントに刺さる、意見とはどうやって作ったらいいのでしょうか?

意見とは何か?

意見とは自分が考えてきた「問い」に対して、自分の出した「答え」である。

この意味を理解するまで5周は読みました。

問い、、、、??

それって何状態の自分でした。

そして本書でもここは慣れるしかないと書かれてました。

しかし何点かアドバイスが書かれていたので共有します。

問いで意見を引き出す

目指す問いが「人事の不条理にあった今、自分が一番言いたいことは何か?」

この大きな問いを答えるために、複数の論点を出してみましょう。

  • 自分は何に腹を立てているか

  • 適切な人事が行われなかった原因は何か?

  • 悪いのはどこか?

  • 助けてくれる人物はいるか

  • 自分は結局どうなったら満足か

  • 過去にこのようなトラブルはなかったか

ここから優先順位を高いものから選んでみる。

そして、ここで自問自答を繰り返しながら考えがはっきりするまで繰り返す。

ここが伝えるのが難しいが、一番私が伝えたい箇所である。

問いを立てるエリアを広げていく

  • 時間軸でひろげる

  • 場所で広げる

この二つの方法が提案されてます。

時間軸で広げる

自分が過去何をしていて、現在どういうところで問題を感じているのか。

場所で広げる

自分が今後どうしたいのか、だけではありません。

相手にとってどうして欲しいのか。

会社にとってどうして欲しいのか。

世界はどうして欲しいのか、

場所を広げて問いを立てていきましょう。

論点

論点とは何か?

どのような問題をどのような角度で取り扱っているのか。

テーマと論点は違う

テーマ      タイトル
男性ファッション なぜ日本男子はカジュアルが下手なのか?
住まい?     東京23区に家を建てられますか?
グルメ      なぜ人は焼き肉屋を教えたがるのか?

論点を設定したほうが読者にとって何を伝えてほしいのかが明らかになる。 

論点の二つの原則

論点と意見は呼応する

最終的に書き上げた文章の中で誰に何を伝えたいのかを読み返す必要がある。

論点は「問い」の形にする

間違った形:人間関係について

疑問形:職場での人間関係の問題点は何か

論点の集め方、絞り方、決め方

集め方のコツ3つ

  1. 読み手を洗う:相手の主張を読む・聞く・理解する

  2. テーマを洗う:視野を広げるためにレイヤーを上げる

  3. 自分の中を洗い出す:自分の過去や未来を見据える

絞り方

  • グルーピング

  • 大きな問いを立てる

  • 大きな問いから疑問を投げかける

決め方

決め方は絞り方から上がった候補の中から一つに絞り込むこと。

  1. 自分に切実な動機がある問いか?

  2. 読み手の要求にかなっているか?

  3. 自分の力量で扱いきれるか?

  4. 社会的に見て論じる価値があるか?

論拠

理由はどこにあるか

  1. 自分の理由を挙げる

  2. 相手の都合から見た理由を想定する

  3. 相手側の反対理由を正しく押さえる

  4. 反対理由に合わせた論拠を準備する

説得のために視野を広げる

  1. 自分の体験・見聞を洗い出す

  2. 必要な基礎知識を調べる

  3. 具体的事例を見る

  4. 別の立場(反対や一部反対など)から見る

  5. 海外と比較してみる

  6. 歴史を押さえる

  7. スペシャリストの視点を知る

一連の流れ(実践編)

私なりに今現在確立した流れを載せてます。

これより問いと意見及び根拠を説明できる資料を作れば、お客様に納得してもらえます。

  1. 自分の言いたいことを意見として抽出、同時に問いも立てる

    1. 意見を出す際には「問い」で意見を作り出す

      1. 時間軸で広げる

      2. 場所で広げる

    2. 集め方として

      1. 読み手を洗う:相手の主張を読む・聞く・理解する

      2. テーマを洗う:視野を広げるためにレイヤーを上げる

      3. 自分の中を洗い出す:自分の過去や未来を見据える

    3. 絞り方として

      1. グルーピング

      2. 大きな問いを立てる

      3. 大きな問いから疑問を投げかける

    4. 決め方として

      1. 自分に切実な動機がある問いか?

      2. 読み手の要求にかなっているか?

      3. 自分の力量で扱いきれるか?

      4. 社会的に見て論じる価値があるか?

  2. 問いとセットの意見に対して論拠を整理

    1. 自分の理由を挙げる

    2. 相手の都合から見た理由を想定する

    3. 相手側の反対理由を正しく押さえる

    4. 反対理由に合わせた論拠を準備する

  3. セットの論拠ではより説得の為に視野を広げる

    1. 自分の体験・見聞を洗い出す

    2. 必要な基礎知識を調べる

    3. 具体的事例を見る

    4. 別の立場から見る

    5. 海外と比較してみる

    6. 歴史を押さえる

    7. スペシャリストの視点を知る(専門の文献)



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