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[前編](ほぼおひとり様な)私のアフタヌーンティー振り返り2023※後日追記あり

2023年も残すところわずかとなった。
これから数日の間、私がこの1年に足を運んだ英国式アフタヌーンティーを、時系列で数回に分けて振り返っていきたいと思う。

なお、この一連の記事でご紹介する店は全て1人での利用が可能である。
なんなら①を除き1人で行ったものばかりだ(①も当初は1人で行く予定だったが、同行者が見つかったため一緒に参加した)。たまたま休暇が取れそうだから1人で予約した、というのが大半である。
おひとり様を過度に推奨したり、逆に複数人利用客に対して批判をするつもりも全くないので、はじめに断っておきたい。
また、全て事前予約制となるのでご注意いただきたい。

例えひとときであっても、自分の時間をゆっくりと過ごし、自分をたまには労わってあげる。自分に優しくできなければ、他人にも優しくはできない(私が子育てで日々痛感していることの一つだ)。
これから仕事が繁忙期となる。しばらくはご無沙汰になってしまうと思うが、そんな時期が終わったら、来年もゆっくりアフタヌーンティーに行けると良いな、と思う。



①スリーティアーズ(旧古河庭園アフタヌーンティーイベント)

英国菓子好きなら言わずと知れたこちらのお店。
今年は京橋にテイクアウトメインの新店舗がオープンし、シェフが料理番組(Eテレ「きょうの料理」)に出演してスコーンのレシピを紹介したりと、露出は確実に増えていると思う。
その一方、目黒の本店は現在営業そのものが不定期で、かつコロナ禍以降は座席数も少なくなっている。現在は予約するにも抽選を突破しなければならない。
加えて、価格も値上げが続いており(正直、これから紹介する他のどのアフタヌーンティーよりも高額)、行くまでのハードルが年々高くなる一方なのである。
残念ながら私も本店は未訪問なままだが、今春、旧古河庭園でのアフタヌーンティーイベントに行くことができたので、少しばかりその時の様子を紹介したい。

撮影用にと設置されたアフタヌーンティーセット。
非日常とはこのことかと思わされる世界観。

中でも私と同行者が驚嘆したのが、オーナー自ら「限界に挑戦した」と話していた7種類の紅茶。
この7種類から選んでください、ではなく「この7種類を順番に提供します」という方式は、そう体験できることではないと思う。
しかも、どの紅茶も渋みやえぐみが皆無なだけでなく、こんなに種類があるのに、いくらでも飲めてしまうのである。
いかに紅茶の世界が奥深いのかをこれでもかと見せつけられた、そんな体験だった。

確かに、催事や新店舗でスリーティアーズのスコーンを買える場は広がっている。
間違いなくスコーンは美味しい。
美味しいのだが、この一連のアフタヌーンティーを一度体験してしまうと、どうしても紅茶や空間など、スコーン以外の要素も込みで味わいたくなってしまうのである。贅沢を言い過ぎだろうか。
という訳で、競争率が高い中ではあるが、目黒本店にいつの日か訪問できる日を楽しみに待とうと思う。

※写真が少ないのは、館内撮影が基本的に禁止だったためであり、ご容赦いただきたい。

※2024.1追記 目黒洋館は4月末で退去になるとのこと。


②ベリーズティールーム(アリスのアフタヌーンティー)

最寄は京王井の頭線の浜田山駅で、営業日は金土日のみ。
2ヶ月毎にその時々のテーマに応じてメニューが変わり、私が訪問した時はアリスがテーマだった。
いかにもな「映える」タイプのアフタヌーンティーと思いきや、ルバーブジャムの挟まったヴィクトリアケーキやコロネーションチキンのサンドなど、メニューには英国的エッセンスも随所に散りばめられ、目でも舌でも楽しめる。

お食事メニューは別皿でサーブされる。
ティースタンド。お皿もアリスらしくトランプ柄だったりする。

また、それまで甘い系スコーンにしか興味のなかった私がセイボリースコーンの美味しさに開眼したきっかけが、こちらのスコーン。
チーズの塩っぱさが枝豆に良く合うのだ。
スコーンは外はさっくり中はしっとり。丁寧に作られたことがわかる、何度でも食べたくなる味だった。

スコーンのアップ。
左が枝豆とチェダーチーズのスコーン、右がプレーン。
お店に繋がる階段。この段階でもうときめく。

また、これは個人的な感想だが、こちらのアフタヌーンティーは量及び、甘いメニューと食事系のバランスが程よいと感じた。
甘すぎて飽きる。多すぎてお腹が苦しい。これらは意外とよくあることなので…(悲しいかな、多分は私はもう若くない)。
気に入って、秋口にケーキのアソートセットもこっそりお取り寄せしたのは後日談。

ルバーブのアップサイドダウンケーキ、アップルクランブルケーキなど、季節感あふれるお取り寄せでした。

中編に続きます。

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