隠れFP持ち公務員ワーママ、AFP取得への道③資格を取ってこれからどうする?
このシリーズも、今回がラスト。亀のペースの更新ながら、年内に終わりそうで一安心しているところ。
今月より、私はAFP資格認定者となった。
先日FP協会から諸々の関連資料が届き、改めて実感が湧いてきた。
とはいえ、私は金融業界に身を置いている訳でも、独立して起業する気も今のところはない。
さて、これからどうしよう?
公務員×FPの活かし方(意外と色々ありそう)
今のところはそこまで考えられないというのが本音だが、AFPの上位資格であるCFP(Certified Financial Planner)として認定されるためには、試験の合格は勿論のこと、実務経験も必要になる。
どんな実務経験がカウントされるのか、公務員職場における具体的な例がこちら。
想定されるとしたら、次のような部署だろうか。
税務系
人事系(特に福利厚生部門)
福祉相談系(かつて私はケースワーカーとして働いていたが、それもここで言う実務経験になるのかも)
産業振興系(消費者向けだけでなく、中小企業を相手方とした相談業務も実務経験にカウントできそう)
意外と色々ありそうだな、というのが率直な感想だ。
次の異動希望先はFP知識を磨けそうな部署にしようかな
産休育休を間に挟んでいることもあるが、私の現部署における在籍年数は実に6年。
一般的には3〜4年間隔と言われる公務員の異動サイクルを考えても、異動対象者リストで上位にいることは間違いない。
なんとなくのイメージで、華やかそうな部署を希望先に書くこともできるだろう。
だけど、今年1年細々と取り組んできたAFPの知識を深めるために、次の異動希望先は、上に記載したようなFP知識を磨けそうな部署を中心に選ぼうと思う。
資格を取って、それに関連した部署を希望の異動先に書く。
このこと自体は前職でも行っていたが、希望は叶わなかった。
それどころか、営業職種を志願したことなど一度もなかったにも関わらず、私は会社の組織改編を理由に隣の営業部に移された。
これが、結果的に前職で私が経験した唯一の人事異動だった。
大企業だから仕方がない。今ではそう思えるが、当時は気持ちの折り合いがつかずに苦しんだ。
それだけ、人事異動は人生を左右するターニングポイントになり得るのだ。あの時の異動がなければ、公務員試験受験を決断することもなかったかもしれない。
ただ、当時と決定的に違うのは、今回の方が資格を活かせそうな部署が様々な方面にありそうだということ。そういう意味では、ほんの少しではあるが希望を持っているところだ。
今は、学び続けることを止めない
とはいえ、試験のために知識をこれでもかと詰めまくったFP2級合格から、早10数年が経過している。
AFP取得に必要な提案書課題こそ自力で作成したが、それができたのも受講していた通信教材があったからこそ。
FP2級からAFP取得までにブランクが空きすぎて、ざっくりとは覚えていても、個別具体的なことを問われると自信がない。
なので今ここでFP知識を披露しろと言われても、結構(いや、かなり)困る。
実はAFPはFP技能検定とは異なり、取得して終わりではない。継続的な学習が求められる資格でもある。
通信講座を受講する、研修会や勉強会などに参加するなど単位の取得方法は様々ある。
ただ、週末は溜まった家事や育児もあり、外部の研修会を受けに行くまとまった時間は確保しづらい。
そのため、今個人的に取り組もうとしているのが、FP協会会報誌(FPジャーナル)に2ヶ月に1回掲載される、誌上講座に基づいた「継続教育テスト」を解くこと。このテストに1回合格すれば3単位が取得できる。
つまり5回分のテスト合格で、AFP更新要件を満たせる。
※ちなみに、今月は奇数月のため誌上講座の掲載がない。
掲載のない月は、代わりにWeb上に「FP実務と倫理」科目に関する継続教育テストが掲載されており、とりあえず今はこれを解いている。
合格すれば、やはり3単位が取得できる。
資格を取ってもまたテストを受け続けるのかと思うと、面倒臭さが勝る方も正直言って多いと思う。
しかし、こと私においてはFP知識は間違いなく古びているし、今のままではまるで使い物にならない自覚がある。
そんな訳で、資格認定されたとはいえ、私にはまだしばらく勉強を続ける時間が必要だ。
来年の人事異動に備えた準備も兼ねて、今はコツコツと勉強する期間、そう割り切ろうと思う。
それにしても、まさか再び自分がFPを勉強することになるとは、想像もしていなかった。
金融業界にいた前職は、FP2級取得が昇格要件の一つだった。
上司からはかなりのプレッシャーを掛けられ、「受からなければ人間じゃない」と言われんばかりの厳しい扱いも目の当たりにした。そして、そんな緊張感の中でやらされる試験勉強は、言うまでもなく全く楽しくなかった。
つい先ほど、私はこのようなことを書き残した。
これは裏を返せば、「ざっくりとだが、ブランクがあっても覚えていたことはあった」ということ。
あの時の勉強は無駄ではなかった、のかもしれない。
そして、今の方が格段に勉強が楽しい。
この境地に至るまでに、実に10年以上の歳月がかかってしまった。
けれど、今からでも遅くはないはず。
そう信じて、この気持ちを忘れずに引き続き学習に取り組みたいと思う。