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インスタ映えするジャズなポストとは
最近、「インスタ映え」ということばをよく聞きます。
「インスタ映え」とは、
写真共有サービス・SNSの「Instgram」(インスタグラム)に写真をアップロードして公開した際にひときわ映える、見栄えが良い、という意味で用いられる表現。インスタグラムを念頭において写真写りが良いと述べる言い方。
「日本語表現辞典 Weblio辞書」より
例えば、「色鮮やか」「おしゃれ雑誌のようだ」「インパクトがある」というように「(写真共有サイト)Instagramで見栄えがいい」ということを表す言葉なわけです。こんなワードが一般的になるくらいインスタグラムを使う人が多く、ちょっと前のYahoo!やGoogleの画像検索みたいに情報収集に活用されているようです。そこで、インスタグラムでもジャズを楽しめるようになったらいいなと思い、「ジャズだねー」と楽しめそうなInstagramポスト(投稿)を探してみました。
昔、カレーを食べに行っていた名古屋東桜のJAZZ&Coffee YURIでタグつけられたポスト、これは僕の「ジャズだねー」にどんピシャ、どストライクです。お店で鳴っているのは誰のレコードとか、何の曲とかあまりわからなかったのですが「ジャズですね」と思わせてくれるいい空間でした。印象に残っているのは、年季が入って経年劣化しているレコードジャケットと、ズラーと並ぶレコードなどお店に集まってきたモノ達、それがYURI。それが僕にとって今もジャズ的風景で、それらが(写真の)画角に詰め込まれていて昔を思い起こさせてくれる写真でした。(ちなみにカレーは辛めでおいしかった記憶です。)
他にもそんな写真を捜してみると
ジャズ喫茶 ちぐさでタグ付けられたポストです。ギッシリ並んでいるレコード、オーディオ機器、小物、額、レコードグッズなど画角にギュっと詰め込まれてていい。さらに、今鳴っているのはコレです、と左端に置かれているマイルスのビッチェズ・ブリュー(Bitches Brew)のジャケットとお店の店員さんらしい人影によって、いい音が鳴っている風景を想起させてくれます。
次は「#jazzvinyl」で見つけたポストです。
写っている「The Tenor Scene」というカッコいいジャケットを知らなかったのですが、この全体の詰め込まれている感はやっぱりジャズらしい。(「The Tenor Scene」は Eddie "Lockjaw" Davis and Johnny Griffin Quintet のアルバムでした。)
博多のライブハウスJazz Inn New COMBOに位置情報を付けられた投稿。
ライブの写真です。これも、ミュージシャン、観客、楽器、イス、テーブル…が(画角に)詰め込まれているところがなんともJAZZらしい
これなんか、いっぱいいる人の中、真ん中辺りに髪を切ってもらっている人も詰め込まれている粋な感じがなんともJAZZらしい。
次は、ちょっと毛色が違いますが
これもギューギューに詰め込まれています、スケッチもこうなるとジャズ感がより高い。
この段階で、インスタ映えするジャズ感のポイントは「詰め込み感」で、画角の中にギュっと詰め込むように工夫するのがよさそう、という仮説に辿り着いてみました。
さらに「ジャズだねー」写真を捜してみると、
僕がフォローしているニューヨークにあるライブハウスSmalls Jazz Clubアカウントの投稿です。ライブ中のワンカットなんでしょう。ピアノ、観客、演奏者、絵画が画角にギュっと詰め込まれているところに”にかっ!”という笑みがプラスされています。これもジャズらしい、「詰め込み感」に「いい笑顔」が載るとさらによくありませんか。
いろんなジャズがありますが、思い起こしてみると「いい笑顔」がだいたいそこにはあります。粋なアドリブを吹いた瞬間、いっしょにやっているメンバーは「いい笑顔」をします、その応酬ってかなりジャズだと思います。
”「詰め込み感」に「いい笑顔」が載るといい”説でもう一つ
タモリさんで有名な岩手県一関市のジャズ喫茶「ベイシー」でタグづけれた写真。ギッシリズラー!ギュ!に加え、にかっ!ていうマスターのいい笑顔。ミュージシャンや楽器がなくてもこれ「いいジャズポストだねー」って、いいね、つけたくなります。
画角の中にギュっと詰め込むように工夫する。できたらいい笑顔もプラス。
こんな写真にタグ「#jazz」をつけた投稿が増えて、ジャズの楽しみ方がどんどん広がることを願って今夜もInstagramのタイムラインを見ようと思います。
余談ですが
こういう、ネオン サイン管の看板ってJAZZっぽい気がするのは僕だけでしょうか。