水野潤二|Junji Mizuno

中国出身|東京大学大学院卒|総合広告代理店勤務 |広告|Eコマース|マーケティング|越境EC|日本と中国

水野潤二|Junji Mizuno

中国出身|東京大学大学院卒|総合広告代理店勤務 |広告|Eコマース|マーケティング|越境EC|日本と中国

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13年目のW11-逆風に立ち向かう中国Eコマース大型キャンペーンの今を語る-後編

中国ないし世界最大なECキャンペーン「W11」。今年は、「W11不要論」「W11マンネリ論」が蔓延し、「反消費主義」の波に大きく叩かれ、様々な逆風が起きている一方、「米中貿易戦」の国際的な背景における中国では、W11による国内消費への刺激も欠かせるものではないというジレンマ。その実態を語ります。 ■注目すべきポイント③:データ&コンテンツマーケティング ここ数年ネット人口の横ばいとなり、人口増加のボーナスがなくなった今の中国のインターネットでは、熾烈なトラフィック争いで勝

    • 13年目のW11-逆風に立ち向かう中国Eコマース大型キャンペーンの今を語る-前編

      中国ないし世界最大なECキャンペーン「W11」。今年は、「W11不要論」「W11マンネリ論」が蔓延し、「反消費主義」の波に大きく叩かれ、様々な逆風が起きている一方、「米中貿易戦」の国際的な背景における中国では、W11による国内消費への刺激も欠かせるものではないというジレンマ。その実態を語ります。 ■はじめに・2021年W11の数字ハイライト <アリババ社> ・累計GMV5,403億元(約9.6兆円) 前年比8%増 ・開始1時間で、2600のブランドが去年1日の売上額を達成

      • 「静か」となる618EC商戦と進化する中国マーケティング最前線(2)

        去年の派手な巨額の現金ばら撒き施策がピークに、今年18年目を迎える618キャンペーン施策は表面上やや「静かな」状況を呈する。 ネット人口ボーナスのメリットがなくなった現在、データドリブンの「プライベートトラフィック重視」への方針転換は、「苦肉の策」なのか、中国ECの野蛮の開拓期から質的な変化を迎える成長期への「転換の兆し」なのか。 Tiktokなどの「インタレストコマース」の新勢力は、果たしてアリババやJDのEC帝国を揺さぶり、新時代を築けるかどうか。 今後も注目すべきところ

        • 「静か」となる618EC商戦と進化する中国マーケティング最前線(1)

          去年の派手な巨額の現金ばら撒き施策がピークに、 今年18年目を迎える618キャンペーン施策は表面上やや「静かな」状況を呈する。 ネット人口ボーナスのメリットがなくなった現在、 データドリブンの「プライベートトラフィック重視」への方針転換は、「苦肉の策」なのか、 中国ECの野蛮の開拓期から質的な変化を迎える成長期への「転換の兆し」なのか。 Tiktokなどの「インタレストコマース」の新勢力は、 果たしてアリババやJDのEC帝国を揺さぶり、新時代を築けるかどう