静寂と自己

赤子の寝息を
降りつむ雪を
揺れる焚き火を
まなざす者であるとき
わたしはわたしなのだろうか
もっともわたしであるとも思えるが
ふれるなら静かなそれらを乱しうる
静寂のなか開いて閉じて
おのが手をじっと見る

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