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【無料記事】社会人海外大学院留学への道Vol.4〜Personal Statement(志望動機/自己推薦状)の攻略法①

Personal Statementとは

欧米の大学院入試では、いわゆるペーパーテストは実施されません。大学時の成績を数値化したGPA、TOEFLやIELTSのスコア、履歴書などが求められます。そして、選考書類の中で最も大切で、合格を左右し、いちばん時間をかけるべきものがPersonal Statementと呼ばれる志望動機をまとめた自己推薦状です。

本記事では、私自身がオックスフォード大学院留学時に実際に使って良かった教材の紹介をいたします。そして、続編にてエッセイに盛り込むべき具体的内容、枚数や文章展開、イギリスへの留学に限りますが無料添削サービスを行っている団体などについて記します。

これ一冊で対策完了

何事もまず「型」を知る必要があります。Personal Statementも然り。一体何をどう盛り込んでどのような順序で書けば良いのか。どういうスタイルの文体で書くべきなのか〜これらのいわば作法を知ることが、合格するPersonal Statement執筆への第一歩です。

お勧めはこちら。

1992年出版のロングセラー。サンプルエッセイ(Personal Statement)がたくさん掲載されていますから、まずはそれらをざっと読むだけでも、Personal Statementの「型」を感覚的に理解することが出来ます。ビジネススクールとロースクール出願者向けに書かれた本ですが、汎用性が高く専攻を選びません。サンプルエッセイの中から、自分に当てはまりそうな文や表現を集めて骨子を作り、肉付けしていくと良いと思います。その過程で英文ライティング力が向上し、留学後に大量にこなさなければならないエッセイライティングへの良い訓練にもなります。

さらに、推薦状が必須となりますが、そのサンプルもこの本には記載されています。推薦状を書いてくださる先生もいらっしゃいますが、自分で書いたものを先生に承認いただくケースもありますので、併せて読み始めると良いと思います。

大学図書館には大抵所蔵されていますが、アマゾンで500円と格安(2020年9月末現在)です。もともとは5,000円以上だったように記憶していますので、入手しやすいですよね。

こちらには新装版もあるようです。ただ、価格は10倍!

個人的には、本は買わないと身につかないと信じており、当時は高い本を購入してガンガン書き込んでいました。同じタイプの方は、まずは上記の本を自腹で購入してはいかがでしょう。大事なポイントは、時代が変わっても変わりませんので。

さらに、文系編・理系編も出版されていますね。良い時代になりました。

エッセイのサンプルを読んでいくうちに、自分が留学する目的や意義を自然と深掘りしていくことになると思います。漠然としたイメージをぐっと絞り込み、言語化していく過程を楽しみましょう!

日本人の書く英文は、抽象的で不明瞭だと指摘されます。いかに具体的に書き上げられるかが合否の分かれ目になりますので、自問自答しながら構想を練ってみてくださいね。


英語教育や『武士道』に関する名著、特に出版年が古いものを購入し、絶版にならぬよう支えるために使わせて頂きます。そして、その内容をnote記事に反映させて、記事をお読みくださる方に還元いたします!