足の話

足の骨格は足根骨(7個)、中足骨(5個)、指骨(14個)で構成されています。

小さなスペースにそれぞれ違った大きさと違った形の26個の骨があって、その小さな骨が組み合わさって足をかたち作っています。

小さな骨がきれいに組み合わさって、足の裏は縦も横も美しいアーチ型を描いています。

このアーチは美しい上に体重を支えてくれて、しかも足にかかる衝撃を和らげてくれている優れた構造です。

小さな骨が組み合わさって、アーチはもちろん複数の関節を構成してくれていて、それが足の複雑な動きを可能にしています。だから滑らかな動きで地面を捉えて歩くことができるわけです。


身体の小さなスペースがからだ全体を支えて、これまで、行きたいところに連れて行ってくれていました。

私たちを生かしてくれる、惑星地球の存在を足裏から伝えてくれていました。


もし不安になったとき、だれの支えもなく孤独を感じているとき、立って目を閉じ、足の裏の感覚に意識を向けます。

だれもいなくても地球が支えてくれていて、この足で自分を活かせる場所に歩いて行くことができると気付きます。

自分に何の力もないと感じたときは両方の手のひらで足の裏に触れ、生まれてからこの足で歩いてここまで来たことを思い出します。


「頭寒足熱」という言葉がありますが、足をお湯に入れて暖めたり、足の裏を手で揉んでほぐしたり、そういうことで疲れが取れたりからだが暖まったり、リラックスすることができるかもしれません。

時々は、私たちのからだの縁の下の力持ち、足に目を向けるのもおもしろいかもしれませんね。

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