REPORT OF 『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKAサザンオールスターズ』
最後の夏フェスとか言われたら
行かん訳にはいかんでしょう!!
ということで、2024年の夏を締めくくるビッグイベント!サザンオールスターズ・ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024大トリ出演を観てきました!!
…と言いましても、今年奄美へ東京へと多少無茶な遠征をした私は、さすがにひたちなかまで行く金もなく。金欠社会人の宿命でござんす。
ありがたいことにフェスイベントとしては前例がない『映画館ライブビューイング』が開催されるとのことでしたので、勇んで最寄りのTOHOシネマズへ行って参りました。
ちなみに私、桑田さんのソロライブは2021年に『お互い元気に頑張りましょう!!』をPayPayドームで鑑賞したんですがサザンはなんとお初!2019年のドームツアーでチケット全滅した過去を乗り越えてようやくライブパフォーマンスが見れました。嬉しい限りよ最後の夏フェスに間に合って。
というわけでフェスだしネタバレもクソも無いでしょ!早速セットリストです!!見たくない人はブラウザバックね!!
『ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2024 in HITACHINAKAサザンオールスターズ』9/23(月)ライブパフォーマンス
もうね。俺得でしかないセットリスト。
聴けたら号泣ものが9割以上。
もちろんこれまでの歴史の総決算なんで定番の盛り上がる曲はしっかり抑えつつ、海とか神の国とか夏感を盛り上げる曲もひとつまみ。なんといっても80、90、2000、10、20年代全ての年代でのヒット曲がバランスよく配されていて非の打ち所がない。
というかこんだけ各年代に全方位的に刺さるヒット曲をちゃんと持ち合わせているサザンが驚異的すぎる。どんだけ息長いバンドなんだこの人らは。
オープニングも肩肘張らずに女呼んでブギから入って『ちょいと失礼しますよ〜』ってな感じで入っていくのもサザンらしい流れ者的スタイルだしグッと出だしに心得掴まれました。
なんだかんだ最新曲の『ジャンヌ』も『ブギウギ』も半端ないぐらいカッコ良かったわ〜ジャンヌはサザンの根幹たる幹になってるロックンロール感をリアルに感じられる迫力の音作りしていただいてましたし、ブギウギナイトは王道サザンの馬鹿騒ぎ!って感じだけどちょっとテクノみがあるのでノリよくエロくっていう歌詞がバチクソハマる世界観。うん。ライブで聴いてもやっぱり間違いない。
今年最後だから〜とやってきた若いものも初期からのサザンファンも逃さない盤石の体勢という感じで、やっぱサザンは日本一の夏フェス職人だなぁと。
やっぱサザン夏フェス引退撤回しませんかねぇ(MCで『夏は卒業だけど秋なら』とか言ってたから涼しい時期ならやってくれそうだけど)。というか今冬ニューアルバムリリースってことは年越しのカウントダウンジャパンとか出る可能性ある????
あとはやはりなんと言ってもこの先の「J-POP」を担う次世代の後輩へのバトンタッチ感がすごく感じられたステージでした。しきりに緑黄色社会とかヤバTの名前出してくれてましたし、アンコールで桑田さんももクロのグッズT着てくれてたみたいだし。
大ラスに今日の出演者入れてきた瞬間にはもう『ロッキンというよりもうサザン主催のフェスじゃん』みたいな。完全にホームとして空気を掌握しちゃう桑田さんの豪快さみたいなのがたまらなかった。シンプルに後輩への愛も感じられたし。
サザンは最後だけどビクターも他事務所も含めてめっちゃいいアーティストいーっぱいいるから贔屓にしてあげてねー!!みたいなバトン渡し?にしては豪快に最後吉井さんが締めるしももクロの玉井ちゃんにマイクバトンするし当人たちはなかなかの大緊張だったろうなぁ…と。笑笑
で、個人的MVPは正直大激戦ですけど…
『栄光の男』と
『ジャンヌ・ダルクによろしく』
ジャンヌは新曲って言われて出た瞬間はい最高。もうこの夏TBSしかオリンピック見ませんみたいな感じになった好みすぎるサウンドがついに生で浴びれたので満足度120%。
『栄光の男』は正直『ピースとハイライト』の発売の頃からむちゃくちゃ好きで。学生時代精神的に参ったときに電車の中で聴いて桑田さんが『このおっちょこちょい』って寄り添いながら励ましてくれた気がして泣いてしまった曲で。
そんな曲が今、ちょっと前までかなりメンタル的にも苦しかったこのタイミングで聴けるなんて全く思ってもなくて。不意に号泣してしまいました。でもこの曲を最後の夏フェスにあえて選んで入れてくれてありがとうという気持ちしかないです桑田さんには。
なんかやっぱ『明るく終わりを見据えてる』という感じがしますよね。年相応の風格とキャリア史上最高のシブいサウンドに回帰してるのが凄いなと。今更俺等が頑張ってどうするよ?じゃなくて、寧ろ新しいサザンを積極的に見せることに何も抵抗がない感じ?
だってこないだ公開してた『ジャンヌ・ダルクによろしく』のMVとか恐ろしいぐらい圧倒されたもんな。なんだあのエリック・クラプトンみたいな音とヒゲ傭えた桑田さんの風貌は。つくづくサザンってバンドは限界が見えねぇ。こんなに「老けていくことが逆に楽しみなバンド」って無いかもしんない。サザンが鳴らす音の円熟加減をもっともっとじっくり味わいたくなりました。
というわけで取り急ぎこんな感じですかね。一応今冬ニューアルバムリリースが予告されてますので多分来年はドカンとツアーやってくれるでしょう。次こそどうにかしてチケット入手できますように……。また徳を積みながら頑張っていこうと思います。
サザン最高!!
夏フェス最高!!!
おしまい。
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