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なんか、テレビ局ってもうちょっと緩やかに滅亡すると思っていた。
あんまり時事ネタは語りたくないんですが、言いたいことは言っておかないとなと思い言葉を絞り出してみました。もし何か気に触ることを書いたりしていたらすみません。
只々テレビが大好きだった人の独り言だと思ってください。
子供の頃、フジテレビが大好きだった。
僕らの世代の子供でフジテレビの番組を通ってない人って絶対いないぐらい爆発的に人気だったし、どれも本当に面白かった。まさに娯楽の王様を地で行くようなイケイケの空気感だったし、放送する番組は全部話題になるぐらい、とにかくすごいコンテンツメーカーだった。
noteを始めて、大人になってからも、素敵なテレビ番組があればこの場所で紹介してきたし、それは本気で面白いものを作ってる人は格好いいし、報われるべきだっていう気持ちがあってのことだった。最近だってドラマ『silent』に激しく嫉妬したし。あんな作品を作る気合いがまだあるんだなって感心していた。
でも、いつまで時代にチャンネルを
合わせないんだろうって思うところも
正直あった。
今の社長が就任して「バラエティを再興させよう」という気概の元、27時間テレビが本当に面白くなり出したり、実験的な番組やバラエティ企画を発掘しようとしたり、ようやく明るい兆しが少しは見えていた。
が、深夜に女子大生を多数起用した名物番組を復活させたり、「結局前時代を引きずってるだけじゃ」って思うような采配もあったりして。そこに大谷さんの報道姿勢への批判が重なったり、かねてからのバッシングが再発したり、なんかとてもじゃないけど時代の雰囲気を読めてるとは思えない、良くない空気感も蔓延していたようには思える。
そこに、今回の件でトドメが刺された。
天罰っていうのはちゃんと下るし、悪いことしたらだめだなぁ、とか子供みたいなことを書いてしまったが・・・あんなに今の日本人(というか世界中の人)の空気感を読めないなら追い詰められてもしょうがない。散々語ってきた人権もプライバシーもSDGsも、全部ただのお題目に聞こえる。
「テレビが消滅するタイミング」ってもう10年ぐらい前から「いつだ?いつだ?」って言われ出した気がするけど、今回のことでもう数年先すら危うくなったんじゃないかって思ってしまって。しかも、テレビのネットワークが一つ無くなっても今の日本は誰も困らないだろうっていう気がする分、余計に死期が早まったとしか言えない。
個人的には、ずっと続いていくことは無理だろうけど、消滅となったテレビ局もまだないし、今すぐ終了!ってことはないだろうなぁと思っていたのだが、正直もう延命させるのは無理だろうな、とハッキリ考えが変わった。
社員は誰一人気づいていなかったのかな。
もうテレビはお茶の間の中心になんか無いって。
これだけ見るものが多様化し、私たちがテレビ以外のコンテンツを選択することもできるようになって、だからこそ余計に企業努力とアピールをしなきゃちっとも振り向いてもらえない時代なのに。テレビ局はいつまでふんぞり返ってるつもりだったんだろう。ほっといても見てもらえる時代はもう終わったのに。
日本テレビの芦名先生の件でも、私は納得行かず胸の内を記事にしてしばらくの間公開していたが、公明正大で居られないならせめて自分たちの過ちぐらい償えよ、と。会社の取り組み以前に人間として当たり前のことなのに、なんでそんなこともできないんだろう。本当にガッカリする。
もうテレビの世界に過度に憧れを抱くのは
やめた方がいいかな、と思った。
もし何か気に触ることを書いたりしていたらすみません。
只々テレビが大好きだった人の独り言だと思ってください。
おしまい。