水野 七緒

たまごかけごはんは黄身のみ派です。

水野 七緒

たまごかけごはんは黄身のみ派です。

マガジン

  • story

    noteにアップした小説の住処

  • SS_S

    小説を書くための筋トレ的な何か。

最近の記事

「恋するヒマワリ」発売されました

ご無沙汰しております。 少し前のことですが、第4回エブリスタ×ナツイチ小説大賞の〈恋愛短編部門〉で、大賞をいただきまして。 その受賞作を集めた作品集「恋するヒマワリ 青空と自由の国から、この絵をきみに」が、このたび10月20日に発売されました。 こちらの作品集ですけど、表紙が本当に素敵でして。本屋さんでも、たくさんの本が平積みになっているなかで、すぐに見つけることができました。すごい! ちなみに、私の作品「俺の幼なじみが俺というのはどうやら俺のせいらしい」は、幼なじみの両

    • オレンジ色が目にしみる

      エアコンが壊れた。 リモコンのボタンを連打してもうんともすんとも言わなくなった。 最悪だ。新年早々これって厄年か? おかしいな、あと数年先のはずなのに。 つけっぱなしだったテレビからは、けたたましい笑い声が聞こえてくる。いつのまにかはじまっていた正月特番。よく知らないアイドルやお笑いタレントたちの笑顔を速攻で消すと、ベッドにもぐりこんで電気も消した。だって寒かったから。それはもういろいろな意味で。 布団を被り、目を閉じる。そのまま眠ってしまえれば最高だ。朝になれば、少しはこの

      • 「いたすぎる日々」販売中です

        タイトルのとおりです。 Nola文庫より短編小説「いたすぎる日々」が発売されております。 電子書籍はこれが2作目なのですが、1作目はアンソロジーのなかの1作で、しかも別名義なんですよね。 なので、こちらの名義では処女作です! はじめて! 最初の一歩! 思えば今年の1月頃「2万文字の作品を書くぞ!」とパソコンに向かってみたものの、ネタがまるで浮かばず「どうしようか」と悩んでいた矢先に、当時リハビリ真っ只中だった首の捻挫を悪化させまして。 これがあまりにも辛くて、仕事に支障が

        • story・目次

        マガジン

        • story
          5本
        • SS_S
          9本

        記事

          削る作業は難しい

          久しぶりに、自分の小説を「削る」作業をした。 削って削って、削りまくったおかげで、3600文字ほどあった物語を、なんとか2000字以内におさめることができた。 削る作業の難しさを痛感したのは、20代のころだ。 当時、私は創作サークルに所属していたのだが、そのサークルの会報誌に投稿する際、文字数の上限が定められていた。 そのため、実際に書き上げた作品がそれ以上の文字数だった場合、規定内におさめられるよう削らなければいけなかったのだ。 好きなセリフも、思い入れのあるシーンも削り

          削る作業は難しい

          アンハッピーバースデー(2000文字ver)

           室内にアラーム音が鳴り響く。どうやら地球が消滅するまでのカウントダウンが始まったらしい。  残り5分──だが、焦ることはない。この仕事はもうすぐ終わる。よけいな邪魔が入らない限りは。  ブルル、とスマホが鳴った。上司からの電話だ。 「おつかれさまです、こちらは問題ありません」 『いや、そうじゃなくて……いや、問題がないのはありがたいんだけど……』 「残りのコマンドはひとつだけです。あと5分で必ず終わらせます。では」 『あ、ちょっと……』  進捗状況は報告した。もう上司からの

          アンハッピーバースデー(2000文字ver)

          アンハッピーバースデー(3000文字〜ver)

          スマホにセットしておいたアラームが鳴り響く。 どうやら、この惑星が消滅するまでのカウントダウンが始まったようだ。 (残り5分) けれども焦ることはない。 俺の経験上、この仕事は5分もかからずに終わるはずだ。 ブルル……スマホが鳴った。 ディスプレイに表示されているのは上司の名前だ。 「おつかれさまです、こちらは問題ありません」 『いや、そうじゃなくて……いや、問題がないのはありがたいことではあるけど……』 「地球消滅までには必ずすべてのプロジェクトを終わらせます。では

          アンハッピーバースデー(3000文字〜ver)

          魔法のiらんどにあげていた短編を、さらに短くしてPrologueにアップしようとしているんですけど、短くするの、やっぱり難しいというか技術と思いきりがいるんだよなぁ、としみじみ。 ひとまず、Prologueにアップしたら両方ともnoteにあげてみようと思います。

          魔法のiらんどにあげていた短編を、さらに短くしてPrologueにアップしようとしているんですけど、短くするの、やっぱり難しいというか技術と思いきりがいるんだよなぁ、としみじみ。 ひとまず、Prologueにアップしたら両方ともnoteにあげてみようと思います。

          眠たいけど、いろいろ書きだしてみる

          いつ執筆するか。 というのが、去年からのテーマになっている。 なぜ、ここ数年、小説を書いてこなかったかというと「とにかく時間がない」につきるわけで、毎日毎日仕事ばかりしていて、ずっと心のどこかで「何か書きたいなあ」と思っていながら、なかなか時間をとれなくて、いよいよ「このままだとまずい」と一念発起したのが去年。 まずは「下手くそでもいいから書いてみよう、『書く』ということを思い出そう」としたのが、私の2020年だったように思う。 で、4月くらいからそういうことをはじめたの

          眠たいけど、いろいろ書きだしてみる

          創作する上で使っている・使ってみたいツール

          自分のメモ用に。 今年の私は、創作ツールで世界が広がると占いにあったので。 まずはこちら。 去年からお世話になっていますが、ほんと便利。 相関図とか作れるの、最高だなと。 あとネットがつながれば外出先で執筆できるのも便利。 ノートPCで書くときもあれば、スマホで書くときもあります。 次、気になっているもの。 これ、たぶんTwitterで見かけて、気になって昨年末ちょっと試しにやってみたのでした。 今年はもう少し使ってみたい。 なにか面白いことができればいいなぁ。 あ

          創作する上で使っている・使ってみたいツール

          クリスマスなのにクリスマスらしい予定が何もなく、ただ原稿がんばろうと思います。今日こそ……書くんだ……!

          クリスマスなのにクリスマスらしい予定が何もなく、ただ原稿がんばろうと思います。今日こそ……書くんだ……!

          あとちょっとで下りてくる

          たぶん、あとちょっとなんだよ。 あとちょっとで、ここのセリフが決まるんだよ。 なんてことがたまにある。 ひとまず書いてみたけどどうもしっくりこなくて でも、いつまでたっても正解がわからない。 仕方がないから、仮の言葉を埋めているんだけど 仮だからおさまりがすごく悪い。 きちっとハマっていないパズルみたいな感じ。 最近だと、まず半年くらい前にそういうことがあって そのときはギリギリまで悩んで悩んで悩んだ最後の最後で ひらめくみたいに きれいにパチリとハマる言葉が見つかって

          あとちょっとで下りてくる

          習慣にしていること、というより…

          「習慣にしたいこと」なんだけれども、少しずつ長編作品を書いていきたい。1日2000文字とか、それくらいのを毎日。 本当は今年それをやりたかったのだけれど、どうしても仕事優先になってしまってなかなか手を出せなかったので(それでも短編をいくつも書けたことは私にしては頑張ったと思う)、来年…というか今週から頑張りたい。 でも、それには仕事のノルマをきっちりこなしていく必要があって、やっぱり生活態度を見直す必要があるのかなとは思います。 #習慣にしていること

          習慣にしていること、というより…

          魔法のiらんどのコミックシナリオ大賞、予選通過していてちょっとホッとしました。 応募作の半分くらいが予選を通っている感じなのかな。 この応募を機に、せっかくアカウントを作ったので、魔法のiらんどでも、もう少しいろいろ作品を発表してみたいです。

          魔法のiらんどのコミックシナリオ大賞、予選通過していてちょっとホッとしました。 応募作の半分くらいが予選を通っている感じなのかな。 この応募を機に、せっかくアカウントを作ったので、魔法のiらんどでも、もう少しいろいろ作品を発表してみたいです。

          意味のない行為

          意味のない行為

          「子犬と私」完結しました。

          エブリスタにちまちまとアップしていた「子犬と私」、ようやく完結しました。 すごく前に書いた作品だったので、自分でも展開をいろいろ忘れておりまして、読み直しをしながら「ああ、そうだ、こんな感じだった」とか「このころの私は、いったいなにを考えてこんな話を…」とか思ってみたり。 今こういう話を書けるかといったら、たぶんもう書けないので、そういう意味でも貴重だなぁと思います。

          「子犬と私」完結しました。