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『キラッとプリ☆チャン』118話のプリティーオールフレンズに歓喜の涙を流した

7月10日にプリティーシリーズは10周年を迎えました。
その記念すべき10周年記念日に配信された動画の中で、「歴代主人公達によるスペシャルCGライブが製作中であり、今秋の『キラッとプリ☆チャン』内での放送を予定している」という発表がありました。
そんなものを準備しているとはつゆとも思わず、「何を歌うのか」を楽しみにしていたのですが、9月20日放送の118話にて展開されたその「歴代主人公達によるスペシャルCGライブ」で選ばれた楽曲が「プリマ☆ドンナ?メモリアル」で驚かされました。
同時に10周年記念のライブとしてこの曲を選んでくれたことが嬉しく思いました。
今回は「なぜこんなにうれしくなってしまったのか」について書いていきたいと思います。

ファンと公式の判断が一致した瞬間

「プリマ☆ドンナ?メモリアル」がシリーズ10周年を象徴する楽曲として、CGでライブが制作されて嬉しい理由は十人十色、それこそ星の数ほどあると思いますが、個人的に一番嬉しかったのは「制作スタッフと見解が一緒だったから」という点でした。

「プリマ☆ドンナ?メモリアル」は『プリティーリズム』『プリパラ』『キラッとプリ☆チャン』のクロスオーバー作品である『劇場版プリパラ&キラッとプリ☆チャン きらきらメモリアルライブ』の主題歌となった楽曲です。
各作品を象徴する単語や作品タイトル、主人公達の名前やOP・EDの一フレーズを各所に散りばめた松井洋平による歌詞や、2018年9月に開催された『プリパラ』との合同ライブ「プリパラ&キラッとプリ☆チャンAUTUMN LIVE TOUR み~んなでアイドルやってみた!」でRun Girls, Run!が披露したパフォーマンスの中に織り交ぜられた「歴代作品を彷彿とさせる振付」から、シリーズファンからは高い評価と人気を得ています。
私も過去にその辺りについては触れていましたね。

このように、「プリマ☆ドンナ?メモリアル」がシリーズファンの心をくすぐる楽曲だったことから、7月10日に公開された「プリティーシリーズ」10周年スペシャルムービーにて「歴代主人公によるスペシャルCGライブが制作進行中!」と発表された時から、ファンの間では「「プリマ☆ドンナ?メモリアル」がいい」という意見が非常に多かったです。
もちろん私も「「プリマ☆ドンナ?メモリアル」がいい」と言っていたファンの一人でした。
「完全新曲でもいいけど、出来ればこの楽曲を歴代主人公達のパフォーマンスで見たい」。
そういう思いと期待を胸に20日を迎え、118話を見ることとなったのですが、本当に「プリマ☆ドンナ?メモリアル」でライブをしている光景を見ると「嬉しい」という気持ちが溢れすぎて、一秒ごとに熱が増していくのを感じました。
完全新曲を出してもいいはずなのに、あえて「プリマ☆ドンナ?メモリアル」を選択してきたのは、もう「ファンとスタッフの見解が一致している」いう意味でも嬉しすぎる。

ファンの心をくすぐるCGライブ

CGライブそのものも凄かったんですよ。
前奏で一人づつ決め台詞+自己紹介をしてくるところから始まるところも良いんですが、パート分けが何より完璧で。
Aメロはプリティーリズム三部作が中心で、『オーロラドリーム』な箇所は春音あいら、『ディアマイフューチャー』な部分は上葉みあ、『レインボーライブ』なところは彩瀬なるが担当して最後に三人揃って歌う。
Bメロは全部『プリパラ』『アイドルタイム・プリパラ』なので、真中らぁらと夢川ゆいが担当しているんですが、サビ前に『プリチャン』の桃山みらいが登場して六人全員で「ライブがまた始まるんだ」とするのがもう最高ですよね。
サビはサビで「なりたい自分にジャンプしよう!」という『オーロラドリーム』っぽい部分を春音あいらが担当したところも好きですが、「未来の私がいちばん!」を『ディアマイフューチャー』の上葉みあが前に出てきてやってくれたのはディアマイフューチャーのファンとして嬉しかったですね。

そしてやってみたアプリも、『プリチャン』→『プリパラ』&『アイドルタイム・プリパラ』→『レインボーライブ』→『ディアマイフューチャー』→『オーロラドリーム』の順番に、それぞれの象徴的なものをやってくれたところが素晴らしかったですね。オーロラライジング・ドリームまで見れるとは思ってなかった……。りんねちゃん、ジュリィ、ジャニスも予想外でしたね。

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観客席にはCGモデルが存在している歴代キャラに加え、ファンブックで存在が確認されている安藤&地獄ミミ子&栄子も登場というのも「主役以外も面白い物語を秘めていたからこそのシリーズ」という物を感じましたね。

作品の色を生かしたアニバーサリー回

またそんな「シリーズ10周年記念回」を、『キラッとプリ☆チャン』の作風から外れることなく行っていた点も個人的には嬉しいところですね。
メインストーリーはルイス・キャロルの『不思議な国のアリス』を彷彿とさせるものでしたが、「春音あいらに手助けしてもらいながら、プリズムショーに挑戦する桃山みらい」や「歴代めが姉ぇの登場と、それら全てを演じ分ける伊藤かな恵」に「ペンギン先生&山田さんを始めとする歴代マスコット達の登場」など、「シリーズの積み重ねてきたもの」を詰め込めるだけ詰め込んでいる。
シリーズをずっと見てきた人間からすると、映像の様々な部分に歴代要素(公式的には「かくれプリティー」ですね)を見つけることが出来て楽しいんですが、そういう要素がなくても成立するように構成されているので『キラッとプリ☆チャン』としても楽しめてしまうところが良かった。
「アニバーサリー回」ということで期待されていた方針とはおそらく違うとは思うのですが、現行作品の色を活かしたやり方を選んだことを私は評価したいです。

最後に

長年ファンをやっていると「応援してきてよかった」と思える瞬間ってどこかにあると思うのです。
それは当初からの目標を達成した瞬間を見た時かもしれないし、スターダムを駆け上がった時かもしれない。もしかしたら何気ない瞬間にそう感じるのかも知れない。
ともかく「応援してきてよかった」「ファンで良かった」と思える瞬間がどこかにあるからこそファンになり続けるところはあると思うのですが、プリティーシリーズのファンを長年やってきた私にとって、今回の放送はまさにそんな「このシリーズのファンでいてよかった」と思える瞬間でした。
そしてこういう「瞬間」があるから、そしてこういう瞬間を節目節目に素敵な思い出にしてくれるからこのシリーズのことが大好きなんだ!と強く思わされましたね。ありがとうの代わりに大好きって言わせてほしい。

そしてシリーズはまだまだ続きます。
『キラッとプリ☆チャン』もまだ1クールほど終わっただけですからね。
三年目の物語はまだまだこれから! これからも楽しみにしております。

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九条水音
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。