九条水音

『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』に救われて以来、女児向けを中心としてキッズアニメを中心に見ているアイドル。女児向けアーケードゲームが好きなので定点観測しております。連絡先はmizune.moon.sounds@gmail.comです。

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「プリティーシリーズ Crossing Live 2024」は可能性の扉を開くライブだった。

私がプリティーシリーズのライブ公演に足を運ぶようになったきっかけは、2015年の「プリパラ クリスマス☆ドリームライブ」だった。 シークレットゲストでファルルと紫京院ひびき様が登場したあのライブに感動し、以降は毎年末のシリーズ合同ライブだけは欠かさずに参加するようになった。 それから9年。あれからの時間はプリティーシリーズも「歴史ある」と言ってもいいほど長いシリーズとなり、作品数も増やし、登場するキャストはもっと増えた。 それにより今年のシリーズ合同ライブも『プリパラ』『キラ

    • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第六話 過去の自分が憧れる自分に。

      『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season6話は、前話から引き続いて上海でのLiella!の活躍を描いたエピソードとなる。 大きな目玉としてはOP以外では見せてこなかった「11人でのライブ」。 トマカノーテとLiella!に分かれてしまったので、終盤までお預けになるかと思っていた11人ライブをここで披露するというのは「完成形」を意識させる意味でも効果的だったと思う。 楽曲をラスマス・フェイバーが担当していることや、舞台が上海であることなど国際色を感じさせるCGライ

      • 『モンスターハンターワイルズ』のβテストの話。

        先週末は『モンスターハンターワイルズ』のβテストに参加していた。 使用していたのはSteam。後にPS5とXbox Series Sの友人とのマルチプレイを小一時間ほどで、「こんな感じのゲームか」と理解できるところまでは何となくプレイできたんじゃないかと思う。 ただしプレイ時間の7割ぐらいはキャラクターメイクだった。 仕様を把握することよりもキャラクターメイクに費やした時間のほうが長く、実際の映像を確認して作り直したりしていた。 「βテストなんだからそこまでこだわらなくてもい

        • 『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第五話 海外に「スクールアイドル」が存在する世界

          『ラブライブ!スーパースター!!』で驚いたのは初期メンバーに「中国からスクールアイドルをやるためにやってきた」という設定の唐可可がいたことだった。 『ラブライブ!』『ラブライブ!サンシャイン!!』が中国で高い人気を集めていることは知っていたので、「いつか初期メンバーで『中国からやってきた』という設定が来るのかもしれない」という予感はあったのだが、唐可可はそれが現実になったことを教えてくれたのだ。 あの時は「ついにこの日が来たのか」と思ったものだが、まさかそれから数年後に放送さ

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          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング反省会2024年10月編

          2024年の天皇賞・秋はドウデュースが勝利した。 それはまるで昨年天皇賞・秋を連覇し、ジャパンカップでターフを去ったイクイノックスに「お前のライバルは俺だ」という思いを届けるかのような逆襲の末脚っぷりは「日本の総大将」を名乗るに相応しい走りだった。 引退まで残り二走。 そのうち、一つはジャパンカップであることが発表されているが、本命として推したくなっている。レース後もカイバ完食で安心するわぁ。 そんな現実の競馬が見ているものを熱くする天皇賞・秋を見せていたが、『ウマ娘プリテ

          『ウマ娘』チャンピオンズミーティング反省会2024年10月編

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第四話 「姉だから見てきたもの」と「姉だから見せたいもの」

          2nd Seasonから直接的に繋がっているためか、『ラブライブ!スーパースター!!』の3rd Seasonは2nd Seasonを見ているほど面白くなるエピソードが多い。 二話においてウィーン・マルガレーテが、自分の過去の発言が今の自分を苦しめる展開を招いてしまったことを悔いたシーンなどは「2nd Seasonでのマルガレーテの過激な発言」を見ていればこそ「変わる兆候」に思えるシーンだった。 その他にも唐可可と平安名すみれなども要所で「2nd Seasonがあっての仕草」が

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第四話 「姉だから見てきたもの」と「姉だから見せたいもの」

          『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 完結編 第1章』は映画の姿をしていた。

          「凄い!映画をしている」 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第一章』を見ながら思ったのは、そういうことだった。 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会完結編第一章』とは、読んで字の如く『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』の完結編として制作された物語群の第一章となる作品である。 ラブライブ!シリーズとしては他に例がない「スクールアイドルの祭典であるラブライブ!への出場を目指さない」「ユニット単位での活動もあるが、基本的には個人活動を中心とす

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          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第三話 「それがスクールアイドルだから」のための物語へ

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Seasonの三話が放送された。 言うまでもないことだが、面白かった。むしろ面白くないわけがないと言って良い。「メイ四季はすぐに二人きりの世界に入る」とか、過激発言がほとばしる唐可可とか、一話や二話ではどうしても控えめになってしまっていた澁谷かのんを除くLiella!八人の「いつもの描写」が心地よい。 その一方でしっかりLiella!の話も忘れられていない。 二話は澁谷かのんと新入生の先輩/後輩関係を主軸とした物語だとするのなら、三話

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          『プリパラ』好きは大プリパラ展に行け

          2024年7月に『プリパラ』が10周年を迎えた。 そんな『プリパラ』の10周年を記念した展覧会「大プリパラ展」が、8月より全国四箇所を巡業する形で開催されているが、東京都シプヤ→プクオカを経てようやく関西にやってきたので行ってきた。初日に。 本展覧会は「1000年後の未来からやってきたプリパラアイドルの「らぁるる」と共に展覧会を巡りながら現代のプリパラを伝える」をコンセプトにしている。 1000年後の未来ではとある事情でプリパラの歴史を記した資料が破棄されてしまっており、神

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          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第二話 「姉として」「先輩として」が見せた違う一面

          今まで物語の進行に合わせて進級するアイドルコンテンツがなかったわけではない。 『アイカツ!』も中学生から高校生になっているし、『プリパラ』では一期から二期になった際に真中らぁらは小学五年生から小学六年生となった したがって「進級する」というのは『ラブライブ!スーパースター!!』の特権ではないのだが、それでも『ラブライブ!スーパースター!!』の「進級する」という仕組みが魅力的なのは「ラブライブ!」というシリーズに共通するテーマである「限られた時間の中で精一杯輝く」という部分を強

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          『ワッチャプリマジ!』から『ひみつのアイプリ』までは「アニメの休止期間」でしかないという話

          「『ひみつのアイプリ』が放送開始されるまではプリティーシリーズは休止していた」と言われることがある。 確かにアニメ放送こそ2022年10月9日の『ワッチャプリマジ!』51話をもって放送終了し、2024年4月7日の『ひみつのアイプリ』放送開始までは休止期間であることは間違いない。 しかしながらシリーズとして休止していたわけではない。 「アニメが放送されていない期間があっただけ」であり、「プリティーシリーズ全体としては、従来とさほど大きく変わらずに展開され続けていた」とする方が妥

          『ワッチャプリマジ!』から『ひみつのアイプリ』までは「アニメの休止期間」でしかないという話

          『ラブライブ!スーパースター!!』3rd Season第一話 「スクールアイドルを残す」という物語の始まり

          海外留学することに決めて、『これが皆と出来る最後のラブライブ!だから!』という思いでラブライブ!優勝を成し遂げたのに、まさかの留学中止……。 そんなまさかの展開で『ラブライブ!スーパースター!! 2nd Season』が放送終了したのが今から二年前、2022年10月のことだった。 放送当時は予想してなかった展開に声を上げて笑うしかなかったのだが、それからの日々には新規メンバーを募集する公募オーディションが開催されたり、Liella!は9人から11人になったり、伊達さゆりがサン

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          『ウマ娘』リーグオブヒーローズ反省会2024年9月編

          『ウマ娘プリティーダービー』の2024年9月はリーグオブヒーローズだった。 条件は京都芝1600m右回りで、見て分かるようにマイルCSがモデル。 現環境では最後のマイル戦となった今回のリーグオブヒーローズで最注目だったのはノースフライトだろう。 なぜなら今回の条件はノースフライトが最も輝くことが出来るレース条件であり、「リーグオブヒーローズ」というイベントが持つ「三人全員三着以内に入れることが理想」という特性を考えるとノースフライトを使わない理由がないからだ。 思い返せばノー

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          『ひみつのアイプリ』そろそろ真実夜チィに勝って欲しい。

          突然だが、真実夜チィの話がしたい。 真実夜チィとは日曜10時からテレビ東京系列で放送しているアニメ『ひみつのアイプリ』に登場するキャラクターだ。 主人公達のクラスメートで、「チィ」という名前のアイプリ(=アイドルプリンセス。本作におけるアイドル)として皆に秘密で活動している、パステルパープルがテーマカラーの女の子だ。 少し強引な部分はあるけれどデビュー直前の少女を「アイプリの先輩」として導いたり、困っていたら何だかんだ言いながら助けてくれたりする面倒見が良い性格をしていて、

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          『科捜研の女 Season24』の感想メモ

          『科捜研の女 Season24』を見た。面白かった。 「いつも変わらないこの味」みたいな作品だが、今シリーズはその路線を突き詰めたような作品で、正月から重いニュースが多かった今年やるのならこれぐらいの方がいい。 色々とトンチキな描写もありつつ、しっかりと面白い『科捜研の女』だった。 『科捜研の女 Season24』で良かったのは「科捜研って変人ばっかりだな」ということを改めて説明し直してくれたことだ。 基本的に『科捜研の女』に登場する科捜研メンバーは変な人達ばかりだ。 「己

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          『聖剣伝説 VISIONS of MANA』ファーストインプレッション

          『聖剣伝説』は長い間「生きているかどうか分からない作品」だった。 スマートフォン向けゲームではそれなりに発表されていたものの、ナンバリングタイトルは2006年の『4』を最後に止まっていたし、何らかの形で触れられることも多くはなかった。 しかし『2』や『3』のリメイクにより再び日の目を浴びることになった『聖剣伝説』はついに完全新作を作るところまでたどり着いた。 その完全新作となるのが『聖剣伝説 VISIONS of MANA』だ。 『4』から考えれば15年以上ぶりの新作なので、

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