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『龍が如く8』ドンドコ島から抜け出せない。汚いどうぶつの森だったから。

先日から『龍が如く8』をプレイしている。
理由は単純で、私は前作からシリーズの主役を務めることになった春日一番のことが好きだからだ。
前作はそれはもう面白かった。長年続いてきたシリーズの主役交代を成し遂げたことを差し置いても、シナリオ面では文句なしに面白かった。
全てを失って横浜に流れ着いた元極道の春日一番が成り上がっていく様は気持ちが良いものだったし、ラストバトルはゲームシステムを上手く使った演出や春日一番を演じる声優の熱演で不覚にも泣かされた。
そんな春日一番が『8』でも主役を務めるというのだから買わない理由はない。
まあ桐生一馬とW主人公という点はちょっと腰が引けてる気がしないでもないが、今作でも色んなものを一気に失った春日一番が成り上がっていく話のようなので、楽しんでプレイさせてもらっている。
だが、今私の『龍が如く8』の進行状況は絶賛停滞している。前に全く進んでいない。
これは全て「ドンドコ島」のせいだ。ドンドコ島が面白すぎるのが悪い。

ドンドコ島とは、第6章からプレイできる一種のミニゲームのようなものである。
シリーズ経験者に説明するのなら、「シリーズお馴染みの経営シミュレーション的なもの」で、今作では「ドンドコ島」という寂れきったリゾート地を超一流リゾート地にするべく島を開拓していくことになる。
このドンドコ島の面白い点は「島の中に何を置くのか。どこに置くのか」を制作工程も含めてプレイヤーが島の中を走り回りながら決められる点にある。
島に存在する様々な資源を集め、多くの人が集まるような建物やモニュメントを制作して、配置を考えながらリゾート地として盛り上げていく。
つまりは『どうぶつの森』的なことが出来るゲームなのだが、これが本当に面白い。
盛り上がっていくとドンドコ島のマスコットキャラであるガチャピン(本人)やムック(本人)が喜んでくれるし、スジモンバトル用のスジモンを育成しやすくなったりするし、何かとお金がかかる現代で生きていくためのお金もくれる。
やればやるほど楽になるという事もあって、なんだかんだで10時間ぐらいプレイさせられている。
10時間ぐらいガチャピンとムックを喜ばせるためにドンドコ島を走り回り、ゴミ捨て場としてドンドコ島を利用していた悪人たちをバットでしばき倒し、集めた資源でコンビニとか映画館とか喫茶店とか焼肉屋とか中華料理屋とかキャバクラとかホストクラブとかラブホテルとかソープランドとかを制作し、ドンドコ島を風俗街に作り変えている。
ガチャピンとムックも大喜びである。無料案内所とかファッションヘルスとかソープランドで賑わってるドンドコ島で元気に盛り上がっているのだから、マスコットキャラとして頑張っていた身としては喜びもひとしおだろう。
私自身も、なんだかんだでガチャピンやムックとは長い付き合いだし、年に二回は真の仲間になっているので、真の仲間が喜んでくれるのは本当に嬉しい。おまけにお金ももらえて、冒険も楽になるので助かる。
……いや一体どういう説明をしたら、フジテレビが風俗街にできるミニゲーム用にガチャピンとムックを貸してくれるんですかね。本当に一回怒られた方がいいよ!
そんなこんなでガチャピン・ムックのドンドコ風俗島はまだまだ先がありそうなので、頑張ってプレイしていきたい。
そろそろシナリオを忘れそうだから、先にクリアするかもしれない!

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九条水音
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。