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今だからこそ『ミュークルドリーミー』を見てほしい

「今期から8時30分から10時30分までだったニチアサが、11時までになって完全に日曜日が死んだ」と言い続けて四週間ぐらい経ちました。早いものですね。
「『キラッとプリ☆チャン』の感想戦をやってたら気がついたら12時!」とかはよくあったんですが、今期からは『キラッとプリ☆チャン』から0分で『ミュークルドリーミー』が始まってしまう上に、この『ミュークルドリーミー』が面白い!予想外ですよ。サンリオアニメだから元ドアサの民として一応見るかー!という軽い気持ちで見始めただけなのに!

正直今期一番気に入っているアニメなんですが、なぜここまで『ミュークルドリーミー』が好きなのかについてまだ書いてなかったので、まとめて書いておきます。

異常にテンポの良い展開

『ミュークルドリーミー』の一番の魅力としては「異常なまでにテンポが良い」というところがありますね。
でも「ちょっとでも目を離すとすぐに会話が分からなくなる」というタイプのテンポの良さとも違っていて、一言で言えば「リズミカルに会話が進んでいく」といったところでしょうか。
とにかくキャラ同士の会話のリズミカルなキャッチボール感が面白い。会話を楽しんでいたら、もう次の展開が始まっていてそこもやっぱり面白い、みたいな事が本編を見ている間ずっと続くんですよ。おかげで「始まった!と思ったらもう終わってる」というのが普通で、体感時間で言えば1話5秒ぐらいのアニメになっている。
キャラクターごとに会話のリズムが微妙に違うので、キャラの組み合わせによって微妙にリズムが変わるので、見ていて全然飽きないんですが、『ミュークルドリーミー』の監督を務める桜井弘明監督って、同じサンリオ作品の『ジュエルペットハッピネス』でも同じような感じだったんですよね。

あの作品も定期的に見返したくなるアニメなんですが、内容は全部知ってるはずなのに、会話のテンポが滅茶苦茶良いので、見ていて全然飽きない。映像でも面白い工夫はされてるんですが、そのテンポの良さだけで何度でも見れてしまう。

『ジュエルペットハッピネス』は最終的に凄いところに行ってしまい、傑作になってしまったんですが、『ミュークルドリーミー』はまだ始まったばかりなので期待してます。

「夢」という題材の扱い方が面白い

『ミュークルドリーミー』というタイトルからしてわかると思いますが、本作のテーマは「夢」です。
毎週主人公の日向ゆめはパートナーのみゅーと共に夢の中へとダイブするわけですが、面白いのは「理想としての夢」と「寝ている時に見ている夢」をあえて混ぜていること。
「夢は何でもあり」というところを活かすためか意図的に混ぜてるんですが、そのおかげで毎回見せ場である夢へとダイブする展開にどうやって接続するのか分からなくて楽しいんですよね。
この辺は主人公のゆめちゃんが「良い子」というよりは、好奇心旺盛でトラブルメーカー的側面を持つことも影響しているかなーと思いますね。
マスコットから「個人的な理由で他人の夢にダイブしちゃダメだよ」と窘められた直後に「これは私的な理由じゃないから!一回だけ!一回だけだから!」と頼み込んでいるぐらいアクティブなキャラクターなので、今作の「夢の中なら何でも出来る」という方向性と合致すると「今週はどういう流れで夢へとダイブするんだ」という面白さが出てくると。

夢の中での展開ももまあ「何でもあり」で、ちゃんと上記のテンポの良さを引き継いだ上での何でもありなので、まあ面白いに決まってるんですよ……。

最後に

他にも「まいらちゃんがただの伊藤彩沙すぎて面白すぎる」とか色々面白いところはあるんですけど、ともあれ『ミュークルドリーミー』が面白い作品であることは間違いないかと思います。
それだけに全員揃う前に放送休止し、再放送になったことが惜しいんですが、ただ「再放送」ということは今からでも追いつけるということなので、是非見ていただきたいですね。
ちなみに一話だけならyoutubeの公式チャンネルで配信しているので、こちらでも見られます!


これは些細なことかもしれませんが、今の女児向けアニメでは貴重な「恋愛要素あり」な作品なのでそこも注目したいところですね。
どういう話に持っていくのかなあ。

おまけ

ジュエルペットハッピネスも見て。



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九条水音
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。