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『ウマ娘』チャンピオンズミーティング後のウイニングライブで気になったこと

『ウマ娘プリティーダービー』チャンピオンズミーティングライブラ杯2022、お疲れ様でした。
久しぶりの芝でマイル1600のチャンピオンズミーティングでしたが、グランドライブに慣れた頃&SSRダイイチルビーが後方有利の金スキルを持ってきてくれたおかげで、様々なウマ娘を見られる環境だったんじゃないかなと思います。
私は育成があまり上手く行かず、マイル適正因子を積みまくってもマイルSすら実現しなかったので、早々に路線変更してグレードリーグB辺りで戦っていたのですが、普段はAにいるだけにまあまあ良い結果が出ていてありがたくツインターボ分の石を稼がせていただきました。
さて。
そんなチャンピオンズミーティングライブラ杯2022で大事なのは、今回から決勝終了後に完全新曲「Ms.Victoria」によるウイニングライブが再生されるようになったということです。
こちらのウイニングライブは決勝戦の内容を反映したものになるので、ライブシアターでは出来ない「同じウマ娘でのライブ」が可能になっていたようなんですが、一方で色々と気になった点も出てきたのでちょっと書いておきます。

気になった点1:勝者を讃える部分の強化

前回までのチャンピオンズミーティングでは、勝っても得られるものがそれほど多くはありませんでした。
勝っても負けても、違いは「報酬の多い/少ない」と「称号」の違いぐらい。チャンピオンズミーティングで勝てるウマ娘を育てるために長い時間を費やしたとしても、得られるものはそれほど多くなく、演出面でも簡素だった面は否めません。
特に最終的な結果が決まる決勝戦は前日23時59分までに出走登録た後は、半日後に結果を見るだけなので、イベントとして見た場合に盛り上がりに欠くところはあった。

「勝者を讃えたい」「イベントとしての盛り上がりを強化したい」

おそらくそういう意図から今回(22年ライブラ杯)、「チャンピオンズミーティングでは、決勝戦後にその結果を反映したウイニングライブが視聴できる」を実装したんでしょうね。
実際勝者を讃える映像としては良く出来てるんですよ。
優勝チームの登場演出もいいし、サイリウムだけでなく手も描写されるようになった観客描写+観客頭上を這うように飛ぶカメラワークもいいし、舞台演出も炎は出るし今までで一番派手なものになっている。
特に終盤でせり上がるステージ+モニターに表示される画像は王者の誕生とその栄光を表現出来ているので、そこについてはやっぱり凄かったです。

気になった点2:敗者への扱いが結構きつい

「勝者を褒め称える」と言う観点については、上述したように丁寧に演出されているんですが、一方で敗者の扱いは相当厳しいものがあるように感じました。
着順を詳細にまざまざと見せつけるような冒頭の演出、ウマ娘の名前の横にクレジットされたトレーナーの名前、勝者の引き立て役のような立ち位置やパート割りなどなど、周知されていた内容以上に敗者に「結果」を突きつけてくる。
結果は結果ですし、事前に出ていた情報ではあるので仕方がないところもあるんですが、勝者の栄光を讃えるだけならクレジットするのは一着のウマ娘とそのウマ娘のトレーナーの名前だけでもよかったんでじゃないでしょうか。
負けたユーザーの名前をいちいちクレジットして「これが貴方の結果を反映したライブです」とやるのはちょっと趣味が悪い。
敗者の傷口に塩を擦り込むような演出は勝者の栄光をも汚す行為なので、この辺は次回までに何とかしてほしいですね。

気になった点3:強制視聴であること

またこれらのウイニングライブが強制視聴だった点も、個人的にはよろしくないやり方だったなぁと思います。
結果はもう分かっているわけですよ。
「自分は負けたんだ」ということは痛いほど理解している。ウイニングライブのセンターは自分の愛バでは無いことも分かってる。それでも悔しいものは悔しい。
そういう悔しさを受け入れ、「次こそは頑張ろう」と思う前に強制的に「自分の育てたウマ娘が引き立て役になったウイニングライブ」を強制的に見せられるのはただの「苦痛」だと思うんですよね。
せめて「視聴するかどうか」の選択肢を表示するなど、ワンクッションを置くような状態なら、悔しい気持ちもちょっとゲームから離れたところに持っていけるのに、決勝が終わったらそのまま流してしまっている現状だと心を落ち着かせる暇もない。
せめて視聴が任意であれば。あるいはレース結果とウイニングライブの再生がまた別の段階であれば「悔しさを煽る」みたいなことに少しは繋がりづらかったのかなと思いましたね。

結びに

最初に述べたように、試み自体は悪くないと思うんですよ。
まずかったのは、ウイニングライブ冒頭の演出やライブを見せるまでの流れの方で、これによって「勝者の栄光を称える」よりも「敗者の屈辱を煽る」が強くなりすぎている。
チャンピオンズミーティングの設計上、一レースにつき二人は負けてしまうわけなので、称えられる勝者よりも敗者の方が多いわけですし、ウイニングライブの出来とは別のところで不評となるのも仕方ないと思うんですよね。
そういうわけで、個人的には以下辺りが解決策として妥当かなと思います。

・一着でゴールしたウマ娘とそのトレーナーの名前のみ表示される
・ウイニングライブ前に視聴するかどうかの選択肢を設ける

なんだかんだで不評な点については対応が早いサイゲームスなので、来月辺りには何とかなっていることを期待しております。

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九条水音
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。