今年もプリティーシリーズウィンターライブの季節がやってきた
12月。師走。
今年も「プリスマス」の季節はやってきた。
「プリスマス」とは、タカラトミーアーツが展開している女児向けコンテンツ「プリティーシリーズ」のウィンターライブのことである。
毎年12月に開催されることや、最初のライブイベントとして開催された『プリパラクリスマス☆ドリームライブ』がクリスマスイブの開催だったことから、私はウィンターライブのことを「プリスマス」と呼んでいるのだが、かれこれ六年も参加していると季節行事である。「もう年末かぁ」というスイッチが入ってしまうのも致し方あるまい。今回も配信が用意されているが、もちろん現地参加である。
何だかんだで今年で六年連続の現地参加となるのだが、実のところプリスマスに行くまでの私は積極的にライブに行くようなタイプではなかった。
ではなぜそんな私が「今年も行くか!」とプリスマスへの参加をし続けているかと言うと、最初に見た「プリパラ クリスマス☆ドリームライブ」が悪い。あのライブのせいで「現地で見ないといけない」と心に刻まれてしまったのである。
「『プリパラ』初の単独ライブイベント」として開催されたこのライブは、「サイリウムエアリー」と呼ばれる羽をつけたキャストを本当にワイヤーで吊るして飛ばしてしまったりと原作でやったことを可能な限り再現しようとしたライブだった。
運良く最前列を引き当てた私は、会場となった舞浜アンフィシアターのステージ構成と『プリパラ』に登場するステージの構成が似ている事もあってアニメに寄せていく演出に「原作通りだ……」と感動を覚え、上田麗奈の黄木あじみっぷりに「ステージ上でも黄木あじみが外れない上田麗奈が凄すぎる」と笑いながら震えていたのだが、その中でも一番衝撃を受けたのが斎賀みつきの登場だった。
なぜなら斎賀みつきの出演はシークレット扱い。つまり事前に何の情報も出ておらず、サプライズで登場した存在だからだ。そして私はその斎賀みつきが演じる紫京院ひびき様の大ファンである。
突然現れた推し。最前列なので必然的に目の前で見ることになる推し。自分の目の前で足を止めて、優雅にパフォーマンスする推し。
推しの美しさ、格好良さ、ストイックさが完璧に表現されたものを目の前で見れた喜びを一度浴びてしまったのだ。もう、戻れない。紫京院ひびき様の輝きを自分の眼で見てしまった以上、戻れるわけがない。
かくして翌年も参加することになったのだが、翌年は翌年で「田中美海が自身の演じるかのん/じゅのん/ぴのんの三役をステージ上で切り替えながら一曲歌い上げる」を見せられたり、原作通りとはいえ観客側が「歌川国芳」などをコールすることになるライブを見せられたり、大森日雅の演じる月川ちりの決め台詞「かしこまりなさい!」で家族席の子供も含む会場全体が平伏する光景を見て笑った。
幕張メッセもといマクパリメッセに移動してからは男子プリパラアイドルの「WITH」の登場に「いいぜ!いいぜ!」と応援を送る男性客(原作通り)を見たり、プリティーリズムからのゲストとして阿澄佳奈と大久保瑠美と加藤英美里が登場して悲願の「Deer My Future ~未来の自分へ~」を見て涙した。
『キラッとプリ☆チャン』に移行後も熱心に通ったし、虹ノ咲だいあ役の佐々木李子のパフォーマンスがどうしても見たくて、JTBのホテルつきツアーを押さえて見に行ったりした(最高だった)。
去年はコロナ禍での開催だったけれど、プリスマスは変わらない面白さで楽しませてくれた。
そして今年もプリスマスの季節がやってくる
今年は『ワッチャプリマジ!』も含めた3作品合同ライブである。
ここまで発表された楽曲の大半が披露されそうなだけにワクワクが止まらない。
惜しむらくは「発声禁止」なので、作中でも行われているコール&レスポンスが出来ないことや、心愛れもんの応援は「漆黒の明星氏」なのか「れもんちゃん」なのか分からないということだが、それはまた別の機会に取っておく。
今年で六年目。
六年もやっているのか六年しかやっていないのか分からないが、紡がれてきたプリスマスの歴史に新たな行を書き加えられる事を楽しみにしている。
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。