「プリマ☆ドンナ? メモリアル」がプリティーシリーズを的確に表現していてえもい!
ブログから発掘してきました。
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みんなー!
もう『劇場版プリパラ&キラッとプリ☆チャン きらきらメモリアルライブ』はもう見た? 見たよね?
『プリパラ』と『キラッとプリ☆チャン』、そして『プリティーリズム』のライブ&プリズムショーパートだけをぎっしり詰め込んだ盛り沢山の内容で「いいね!」とか「いいぜ!」とかを送りたくなる最高の内容だったよね! 三つのルートも禁じ手に近い『オーロラドリーム』『ディアマイフューチャー』『レインボーライブ』とプリティーリズム三部作のタイトルをルート名に拝借して、それぞれの作品に絞ったピックアップしているのも良い。曲の繋ぎ方も素晴らしくて、ただでさえ良い楽曲がさらに良く感じられたので大満足です。
そして楽曲と言えば「プリマ☆ドンナ? メモリアル」ですよ!
「プリマ☆ドンナ? メモリアル」は『キラッとプリ☆チャン』のメインキャラクターやOPを担当しているRun Girls, Run!の楽曲で、今作では主題歌として使用されているんですが、あまりにも歌詞が良すぎるんですよ。聞いていてこんなにエモい気持ちになる主題歌とかプリティーシリーズでは久しぶりですわ……。具体的には「Memorial」以来ぶりぐらい。
「プリマ☆ドンナ? メモリアル」のエモいところはやっぱり「『プリティーリズム・オーロラドリーム』から『アイドルタイム・プリパラ』までの五作品全てを彷彿とさせるフレーズが含まれていること」でしょう。それもプリティーシリーズらしく「詰め込む」形で入っているので、本当にこの作品らしい。
だってAメロからして「『空色の夢』(オーロラドリーム)」「『まだ見ぬ私』(ディアマイフューチャー)」「『虹の軌跡』(レインボーライブ)」が入ってるんですよ!補完的にコーラスで各作品のタイトルも入ってるし! で、Bメロは「プロミス リズム パラダイス」と『プリパラ』のチーム結成時に使用されたフレーズが入っているんですけど、この辺の流れが「プリティーリズムからのプリパラ」を感じさせるんですよね。で、サビでは「なりたい自分にジャンプ!」という『オーロラドリーム』の要素や「未来のわたしが一番!」という『ディアマイフューチャー』の要素、「未来に描いたイメージを叶えちゃおう!」という『レインボーライブ』の要素と一旦プリティーリズムに戻している辺りも良い。キャッチフレーズの力強さもプリティーシリーズの特徴だと思うんですけど、その辺を上手く落とし込んでいるのがいいんですよね。
で、この辺に気づいてしまった人間は大体主人公達の名前が散りばめられた二番で死ぬわけです。
「愛らしい(あいら)」「見上げて(みあ)」「なるんだよって(なる)」「Laalala(らぁら)」「結い合わす(ゆい)」のコンボは気づいた瞬間に感動というか、「えもい」以外の語彙を殺されるというか。コーラス部分で「1000%キュンキュンさせてよ」とか「Life is just a Miracle~生きているって素晴らしい~」としか思えないフレーズがあるのも素晴らしい。『レインボーライブ』はEDの「I Wannabee myself ~自分らしくいたい!~」で、『プリパラ』は「Growin' Jewel!」。それぞれの楽曲で歌われている事を考えると、より一層深みが増すんですよね、この辺。
ただやっぱり今回の歌詞で秀逸なのは「輝くわたしになりたい!」だと思うんです。
何故かというと、これこそが『プリティーリズム』『プリパラ』『キラッとプリ☆チャン』の三作品を貫くテーマだと思うから。
思い返してみれば『プリティーリズム・オーロラドリーム』からずっと「自分を偽ること」「自分を押し殺すこと」って悲劇のきっかけで。プリズムスタァやプリパラアイドル達はそこに気づいて「自分」というものを輝かせ、遥か高みへと昇り詰めていく。その果てにあるのがオーロラライジングやグレイトフルシンフォニア、七連続ジャンプと言った「前人未到の境地」だったわけじゃないですか。
『プリパラ』も「みんなの思いで奇跡を起こす」を三年九か月の物語の間ずっと描いてきましたけど、奇跡が起きたのはやっぱり「自分たちの本当の想い」を貫いていたからこそでしょう(その辺を考えると、世界との接続を断つことで「自分」というものを抹殺しようとしたひびき様はヒール役として素晴らしかったですね)。
もちろんそういうことを現実で実践するのは難しいことは否定できないわけですけど、そう「自分として輝いてもいいんだよ!」というメッセージをその時々のトレンド織り交ぜながら発信してきたことってやっぱり凄く意味のあることで。そういう作品だったからこれまで長く愛されてきたのだろうと思うわけですが、それをシリーズの一つの集大成ともいえる作品の主題歌で改めて言われると「生きててよかったなぁ」という思いで胸がいっぱいです。
おまけにこの曲、『プリティーリズム・オーロラドリーム』から『キラッとプリ☆チャン』までを彷彿とさせるフレーズが散りばめられた曲ですからね。
この一曲の中で各作品について触れつつ「プリティーシリーズ」が歌われてるんだから、そりゃもう強いですよ
と、ここまでは「松井洋平さんの作詞、いいわー」という話をしてたんですが、桑原聖さんと酒井拓也さんの作曲もいいんですよね……。色々とオマージュが散りばめられていて楽しい……。無限にきけますわー。