アイカツオンパレード

「なぜ私が毎週『アイカツオンパレード!』で死ぬのか」について考えてみた

『アイカツオンパレード!』が放送開始してからもう一ヶ月が過ぎました。
アイカツ!をずっと見てきた人達、どうですか? 今週も死にましたか? 
私はといえば、もう毎週「ありがとうアイカツ!」と感謝を捧げながら、生と死の境界線で超高速反復横跳びするような生活をしております。
今週の七話は奇跡的にリアルタイムで見られたので、『アイカツ!』一話を重ねるかのような冒頭部分から「ゲーッ!」と叫んで死にました。視聴開始から五秒持たなかったのはおそらく新記録ですね。その後の三連ソロライブは曲がわかった瞬間死んでました。
人は「アコガレカスタマイズ☆」が来たら死ぬ。ラブミーティア物語やピュアパレット物語にもそう書かれている。

さて。
なぜ『アイカツオンパレード!』で私がここまで「死ぬ(ここでの「死ぬ」とは喜びと興奮の余り感情が振り切れてしまうぐらいの意味です)」となっているのかといえば、やはり「過去作への思い入れ」が大きいんですよね。
たまたま見たのが有栖川おとめちゃんが初登場した『アイカツ!』10話で、そこからはリアルタイムで彼女達のアイドルとしての成長と、その成長の果てに辿り着いたステージまで見てきている。
そんな人間なので『アイカツオンパレード!』で過去に彼女たちが歌った曲が使用されると、その瞬間に「彼女たちが登場してから最終回までの全てのエピソード」がフラッシュバックされて喜びと興奮と、これを見ることが出来たことへの感謝で感情が振り切れちゃう。「死ぬ」のですよ。わずか1秒にも満たない時間の中で、下手すると三年分ぐらいのエピソードを見ているんですから。
一つ一つのエピソードだけでも感情が溢れ出て大変なことになるのに、膨大な放送話数を誇るアイカツ!だともうどうしようもない。「うわー!!」と現実で叫ぶのも仕方ないでしょう。数年にも渡って作品とアイドルと共に育まれてきた愛と、その愛が爆発した時の勢いは人の理性程度で止められるわけがないのですよ……。EDで「So Beautiful Story」が流れた時のこと、ぼんやりとした記憶しかなくて未だに思い出せないです(興奮しすぎたせい)。

ただこれだけだと懐古主義的な作品で終わってしまうんですけど、『アイカツオンパレード!』は「過去作の思い入れ」だけでやってないことが凄いんですよ。
『アイカツオンパレード!』に登場した『アイカツ!』や『アイカツスターズ!』『アイカツフレンズ!』のアイドル達はみんな、「自分の物語を完全にやり終えた主人公」ではあるんですが、同時に『アイカツオンパレード!』という作品の登場人物と言うか。「過去作のキャラクター」じゃなくて「今もなお最新の形にアップデートされ続けているキャラクター達」なんですよ。
だから久しぶりになると「変わってない」と思えるところと「変わった!」となるところの二箇所があって。そこがまた「私達が見てない期間もこの子達はアイカツ!に励んでたんだなー」と思えてグッと来るんですよね。
これはもう「更新され続けている!」という喜びですよ。それをライブの中でも見せてくるから、そりゃもうファンとしては死ぬしかないでしょう。これで死なないなら何をやっても死なないよ!

私は『アイカツフレンズ!』の湊みおと『アイカツスターズ!』の虹野ゆめがデュオで「STARDOM!」を歌って「好きな曲を推し二人が歌ってるー!!」と絶命してからというもの、この作品とは真剣勝負、すなわち「命の取り合い」に挑む時ぐらいの気持ちで向き合っています。

だって『アイカツ!』の大空あかりちゃんと『アイカツフレンズ!』の明日香ミライが「アイデンティティ(好きな曲)」を歌う作品でしょう?
だって「ソレイユ出します」から「Trap of Love」「prism spyral」「アコガレカスタマイズ☆」の三連コンボを決めてくる作品でしょう?
「殺るか殺られるか」ぐらいの覚悟がないと見られないですよ。好きすぎる。

そんなわけで来週は「ダイヤモンドハッピー」が来そうな流れなので、どう考えても死ぬと思うので、何回死ぬのかを考えながら一週間を過ごしたいと思います。
アイカツ!ミュージックフェスタ2017の配信も最高で、はー生きててよかった。




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九条水音
プリズムの煌めきを広めるためによろしくお願いします。