みずなら - mizunara

少しだけ上質な日常

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最近の記事

冬眠

おはようございます。 ああ、もう一年も眠っていたのか_____。 ” みずなら ”という屋号を構え、本業と並行しながらクリエイティブな活動を開始した直後、ぼんやりと騙し続けてきた体調不良がはっきりとした輪郭を露にし私に襲いかかってきた。 違和感を感じ始める直前に参加したイベントをきっかけに、起業支援セミナーの参加やインディペンデンスな活動をされている方に出会い、やりたいことをやるための燃料が溜まっていく。同時に気持ちというエンジンも磨き始めていた。 ある日突然、TVを消

    • 炉火純青の足跡 - 高知 宿毛

      ”未来に残したい風景”の記事募集が目に留まり、もう少し宿毛市に触れさせてほしく、前作『 静かなWater blue 』の続編として再び筆を執ることにした。 前作では、宿毛市は良質な素材がたくさんあるものの、その大半が色褪せてしまい、町が凍てついた雰囲気に包まれていると綴った。今回、前作で触れることのなかった宿毛市の有名な"アレ"について、私なりに"アレ"を"コウ"してみたい。 私は幼い頃、貰ってうれしいプレゼントが二つあった。 それは "塗り絵” と ”プラモデル” だ

      • 静かなWater blue - 高知 宿毛

        chapter 01:最西端の異界 高知県宿毛市。 高知県の最西端、愛媛県との県境に位置する人口2万人の小さなこの市は、高知県中央部から車でも電車でも3時間を要するが故、生半可な覚悟では近づくことができない。 高知県東部に住んでいた私の周りには、私を含めて宿毛市を訪れた経験を持つものがおらず、さらに"誰もが知る特別なもの"は何もないイメージ、幼い頃に見た宿毛佐伯フェリーのCMの不気味さ、ものすごく遠い場所にあることなど悪条件が重なってしまい、私にとっては謎のベールに包ま

        • ファインダー越しの冷たい傷跡

          私は一般人です。 写真が趣味でも得意でもないのですが、その時に見たものは単なる記録としてでなく、その時の感情や見えるものの物語を撮影する意識でシャッターを押している。ただ、そんな偉そうなことを言ってはいるものの、写真を一度も勉強したことがなく、写真展なるものにも一度も足を運んだことがない。 Facebookやnoteに添付している写真は全て私が撮影したものだが、スマートフォンで撮影したごく普通の写真。そんな写真を褒めてくれる友人が数人いるのだが、褒められているポイントが未

          ゴヰチカ - goichika

          発信源、市原市五井___。 カセットテープ、古着、ZINE、そしてそれらに魅了された感性が集う空間。商業主義的フィルターを一切通さないマニアックな作品からは、本物の時間と空間を作り上げるポテンシャルがひしひしと伝わってくる。 店員さんがドリップしてくれる”小社会珈琲”を嗜みながら、国産アンビエントやアコースティック、エレクトロニカからロシア発パンクに至るまで、フリーハンドで描いたような数々のアナログ作品を試聴。 インディーズシーンが商業化してしまった昨今、ゴヰチカに並べ

          ゴヰチカ - goichika