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【読書.12】殺戮にいたる病
先に言っておく!!
この小説は非常に崇高ですが、ネクロフィリア表現(要は屍姦ですね……)が散りばめられているので苦手な方、メンタル弱めな方は本当に読まないほうがいいです。
最高峰の叙述トリックに身をまかせたい!!!!!
そんな方には全力でお薦めします!!
とてつもなくよくできたミステリー作品ゆえ、多くを語ることが出来ないジレンマを抱えつつ、書ける範囲で感想を書きます。
小説の自由さを改めて感じ、感激しています。
小説の中では何をやってもいい。
ただ「狂気」の一言で片づけるにはあまりに残忍。
万一、現実に起こった事件としてニュースで報道されていたら、私は間違いなくテレビの電源を切る。それほどに恐ろしい。
しかし、これは我孫子武丸先生が鮮烈に描いたフィクション。
目を背けるどころかページをめくる手が止まらない。
読み始めてから3日、私の脳は確実に闇、刺激、真実を強く求めていた。
フィクションならば、どこまで狂っていようとも称賛の対象になる。
むしろ、一度でいいからあんな深淵の底みたいな文章を書いてみたいものだと思った。まず、書けない!笑
我孫子先生、最高の読書時間をありがとうございました。
こんなとんでもなく恐ろしく、完璧な作品を生んで下さって、感謝しかありません。
残酷な描写があまりにも多いけれど、トリックが鮮やかすぎて全て消し飛ぶ!!
私が令和に読んだ小説ランキング、ダントツの1位です!!!!
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