てぃくる 163 吹き鳴らせ!
者共っ! 突撃じゃ! 法螺を吹き鳴らせっ!
ぷひー
「たわけものっ! その気合いの入らぬ音色をなんとかせいっ!!」
「殿、お恐れながら申し上げまする」
「なんじゃ!」
「みども、腹が減って戦が出来ませぬ」
☆ ☆
そういや、顔色が今一つ冴えないご様子ですな。
ヒルガオはがっつりはびこりますので、冴えないままでいてください。
まあ、それはともかく。
声高に何かを唱える。吹き鳴らす。
そう出来る環境、物言える自由があってこそ、です。
吹き鳴らせない理由が『腹減った』で済むような世が、どうか末永く続きますように。
(2015-06-11)