てぃくる 804 代わり映えしない
「もう咲いてるの?」
「いや、まだ」
「咲くとどうなるの?」
「こんな感じ。代わり映えしない」
「咲き終わったらどうなるの?」
「しばらくこんな感じ、代わり映えしない」
「ふうん……ずっと変化なし?」
「いや、実がもっさり生るよ」
「ちゃんと変化するんだね」
「黒く熟すまではね。そこから先はまた代わり映えしない」
いつから咲き始めて、いつ咲き終わったのか。ちっともわからないし、誰も気にしないトウネズミモチの花。画像のは、まだつぼみですね。満開になると全木が雪をかぶったように彩られるんですが、純白ではなく黄緑色に近いのであまり顧みられません。
でも訪花している虫の数が増減していますから、虫たちはちゃんと花の盛りを知っているのでしょう。
鬼百合の怒気漲りて今か今か
(2021-06-25)
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