煉瓦を運ぶ
以前ツイッターで見た記憶があるのだが、「仕事を継続するのは三つの柱が必要で、1.金2.人3.仕事という三つの柱の内、二つの柱が崩壊すると人は仕事を辞める」と誰かのつぶやきを見た事がある。
金は給料面、人は職場での人間関係、仕事の解釈についてはいろんな捉え方(やりがい、楽さ、興味、安定性等)ができるが、要は、自分が従事している仕事をプラスに捉えているか、マイナスに捉えているかという事だと思われる。
結局は、今の仕事の金・人・仕事面に対しての主観的な満足度になると思うのだけれど、私はこの考えにまったく同感で、自分も当時就いていた仕事を続けられるかどうかは、この三つの柱の事を考えていたと思う。
もし、現在の仕事にこの三つの柱が全て揃っているのなら、きっとその人はその仕事に誇りを覚えいつまでも続けられると思われるし、三つの柱全てが崩壊していると考えるのなら、そんな仕事を継続出来るとはとても思わない。
しかし、この三本柱が全て備わっている会社は、現代の世の中にどのくらいあるのだろうとも考える。全ては自身の仕事に対する考え方、捉え方次第だと思うが、労働環境を容易に比較できる世の中では、なかなか自分が完全に納得出来る会社を見つけられないと思うし、多くは我慢や諦めを要する事だと思われる。では、自分が納得できる環境は、自分で用意するしかないのかというと、それが実現出来る人も一握りだと思われる。
私自身三つの柱が全て備わっている会社に一度も就いた事がないけれど、今後も就ける可能性は低いと思うけれど、それでも、人生の多くのエネルギーを要する仕事に関しては、ある程度自分が納得できる仕事に就きたいと思っている。仕事に対する自分自身の考えや労働環境は常に変化していくと思うし、世の中には正解が無いのが正解という事が、この世の中の唯一の真理だと思っているから。