白靄が立ち上る朝に
混みあった電車内では人のスマホの画面が意外と覗ける。ゲームをしてたり、動画を観てたり、漫画を読んでいたり、そんな人が多く見える。人を見ているつもりが自分もその一部で、それが変わらぬ日常というものを構成してくれている。
そんな日々に飽きた時にふと今の自分から変わりたいと思う。体を鍛えたり、勉強したり、誰かに会いに出掛けたり。けど、そんな修練を積んでもあんまり変わった気がしない。いや、実際は筋肉がつき、知識を得て、人の多様性を知って確かに成長したのだし、周りからもそう言われるかも