withコロナ体験記~オンラインとオフラインの決定的違い~
先日、1都3県、北海道もついに緊急事態宣言が解除された。
2か月間、電車にすら乗っていなかった私。
ついに明日から週2、3で出社することになった。
居酒屋や百貨店、その他のお店なども徐々に営業を再開し、模索しながら日常生活に戻りつつある空気を感じている。
3月下旬の三連休以降、不要不急の外出は自粛していた。
そのため、週末の楽しみであった友人や親しい人とオフラインでの飲み会は一切なくなった。
ついに昨日、2カ月ぶりに友人と二人でお店で飲んだ。
暑くなってきたからもあるが、ジョッキで飲む生ビールは格別の味だった。
もとより、大のビール好きなので、いつだってキンキンのビールは美味いし、缶ビールでも満足な人間だが、これほどに美味しさを感じたことはないというほど、美味しさに感動した。
自粛してきたご褒美をもらった感覚だった。
感動を感じたのはビールだけではない。
友人にオフラインで会えるということも、本当に嬉しかった。
自粛中はオンライン飲み会をいろんな人としたし、その友人とも電話したりLINEしたりと、定期的には連絡を取っていた。
自粛前半は、別に満足だった。
実際には会えなくても、顔が見れるし話せるし、飲めるし。
代替可能だと思っていた。
だけど、いつからか、オンライン飲み会もおっくうになったし、やっぱり人が恋しくなった。
そして実際に昨日会って、オンラインとオフラインは同じではないと感じた。
目の前にいる。同じ場で感情を共有できる。それが本当に尊かった。
ミュージシャンのライブ映像を家で鑑賞するか、実際にライブに足を運ぶかの違いと同じだ。
やっぱり「空気感」「臨場感」がオフラインにはあるのだ。
***
もちろん、油断しているわけでもなければ、コロナが怖くないわけではない。
なるべく多くの人との接触は避けるため、個室を選んだ。
お店側もすごく配慮をしていて、入店時にはアルコール消毒、食べ物も初めから取り分けて持ってきてくれた。
ワクチンができて、ある程度の付き合い方が明らかになるまでは、コロナとの距離感を探りあっていく必要があると改めて感じた。
楽観視するのもダメ。だけど恐れすぎてもいけない。
探りあって少しずつでも当たり前だった日常に戻れるよう、今後も「当たり前」を噛みしめて日々過ごしていきたい。
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