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東海道五十三次の旅(日本橋〜品川)

銀座線三越前駅B6出口を出ると、目の前が日本橋の乙姫広場。車道には起点(道路元標)がある。

銀座線三越前駅を出る。
日本橋の真ん中に道路元標がある。ここからスタート。

日本橋川を渡り、8時半日本橋を出発。銀座中央通りをひたすら歩く。日本橋高島屋、その向かい側には丸善日本橋店を過ぎる。京橋という橋は今はなく、京橋碑(石の擬宝珠)だけが残されている。

京橋の擬宝珠と碑。

銀座に入ると高級ブランド店が並ぶ。(読めない店もたくさんある。)ティファニーの隣に文房具の伊東屋があるのが面白い。

ティファニーと伊東屋が並ぶ。

新橋(これも橋はない。昔は汐留川に架かっていたという。)でJRの高架を越え、第一京浜を進む。左手に日比谷神社。

新橋の親柱。
日比谷神社。

浜松町で寄り道し、増上寺を見学。東京タワーが目の前に聳えたっていて壮観。紅葉も見頃だった。芝大神宮、「尾崎紅葉生誕の地」を見て、さらに第一京浜を歩く。

増上寺前から東京タワーが見える。
裏通りで「尾崎紅葉生誕の地」を見つけた。

田町駅手前、第一京浜を脇にそれたところに、「雑魚場跡」がある。ここは私の大好きな落語「芝浜」の舞台だという。田町駅に向かうと、「西郷・勝会見の地碑」がある。明治新政府大総督府下参謀の西郷隆盛と江戸幕府陸軍総裁の勝海舟が、この場所、江戸の薩摩藩邸にて江戸無血開城をめぐり交渉した。

昔はこの辺りまで海だったのか!
江戸城無血開城の話し合いが行われた元薩摩藩屋敷の跡。

ここでさらに寄り道。もう何十年もご無沙汰なので、母校慶應義塾大学三田校舎まで行ってみた。まったく変わってしまい、浦島太郎玉手箱開けた状態だった。慶應仲通商店街で少し早めの昼食。「古鼓蔵」という渋い外観の店で、サバの醤油干し焼きを食べる。脂乗りもよく美味。

慶應義塾大学三田校舎。
昼食はこの店で。店先の金魚が涼しげ(寒い!)
雰囲気の良い路地。

御田八幡神社、高輪大木戸跡(江戸から旅に出た場合、ここまで見送り人が一緒だったという。)を通り、やがて泉岳寺駅に着く。ここでももちろん泉岳寺を見学。赤穂義士の墓所に線香(300円)を供える。左膝に痛みが出て来たので、自販機でコーヒーを買い、中休み。青空。ベンチに座る会社員、お婆さん。神秘的な空気と時間。ベンチから起きようとしたら足が急に重くなった。無理をしたくはなかったが、品川駅ももう直前だったため、予定どおり品川駅を目指す。

初めて泉岳寺へ行った。
赤穂浪士の墓参り。

品川駅到着13時37分。19,542歩。帰りは山の手線。さっきまで歩いていた道を逆走しているのが不思議な気分。浜松町で座席確保。夏目漱石の『それから』を読みながら。

着いたー。

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