読書目標という縛り《エッセイ》
年初に立てた読書目標は240冊だった。月20冊。結果は232冊。達成率約96%、あと一息で目標達成だった。
トルストイの『戦争と平和』、パール・バックの『大地』を読まないで、薄い本を読んでいれば目標は達成できたのに・・・。
と考えてみて、「あれ、自分は何のために本を読んでいるのだろう」と思い当たる。
読みたい本を読む。その基本を忘れたら読書が義務になってしまう。営業成績ではないのだから100%でなくてもいいのだ。目標の意味を履き違えると大変なことになる。
そんなことを改めて思った年の暮れである。