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幸せの量(詩)

世の中には幸せの全体量が決まっていると思っている人がいる。
最近は特にそう思っている人が特に増えた気がする。

だから、一人分以上の幸せを手にするためには、他人の幸せを奪わないといけないと考える。そして、幸せの奪い合いが始まる。

だけど、いくら人の幸せを奪っても二人分の幸せは手に入らない。

なぜなら、幸せの全体量なんてないから。
幸せの量は決まっていないから。

本当は幸せの量は一定でなくて、
一人ひとりが幸せになれば、
相乗効果で、人々の幸せは人々の数よりも大きくなる。

それがわからない人は、争いに明け暮れて、結局は一人分の幸せも手に入れられない。
虚しい戦いに人生のすべてを賭けてしまう。

人生は、一人分の幸せで十分だ。

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