尖った言葉(詩)
尖った言葉が空中を飛び交い、体中を傷つける。
凹凸があるから世の中はうまくいくのに、凸ばかりでは突っつき合うのは当たり前のこと。
尖った言葉が飛び交って、心の中が傷だらけになる。
真綿に包んだ言葉なんて、一言だってありはしない。
傷つく前に相手を傷つけてやろうなんて、
いつから人間の心は狭くなったのか。
尖った言葉が飛び交って、世の中が傷だらけになる。
狭い心を持った人間たちが狭い心を傷つけ合って、
傷つけ合戦が今日も続けられる。
いつか共倒れするのはわかっているのに、それがわからないほど、人間の心は狭くなった。