ザ・ショート・ショート・ショート7
<頭を冷やせ>
「あんまり怒るなよ」
「ふざけんじゃねえ。お前さえいなければ、あんなことにはならなかったんだ」
「だからって、そんなに文句を言わなくたっていいじゃないか」
「こっちだって文句言いたくて言ってるんじゃねえ。とにかくお前のやったことに腹を立てているんだ」
そのとき天井から水が落ちてきた。
「ほら見ろ。お前があまりにカッカするからスプリンクラーが作動したじゃないか」
<ピカソ風美女>
「君はピカソが描いた絵のように美しいよ」
「あら、そう。でもね、鼻が体のどこに付いているのか、まだ見つかっていないのよ」
<ゴルゴ13>
不可能を可能にする男、ゴルゴ13。
すでに不可能な状態で100人以上暗殺している男。
しかし、いつまでも成功ばかりが続くわけがない。
あるとき、ゴルゴ13は暗殺に失敗した。
理由は、不取り(太り)すぎて体の動きが鈍くなったからだった。