夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んでいる
夢野久作の『ドグラ・マグラ』を読んでいる。読みたい本リストの先頭に載せていながら、なかなか手にしなかった本。
天才・奇才か、狂人か。読んでいるうちに本当の学術論文(新書くらいか?)を読んでいるような錯覚に陥る。特に『脳髄論』は非常に興味深い。無意識の説明ができる可能性を秘めている。
無意識を知るためには、それを覆っている意識を削り取らなければならない。削り取った意識は元には戻らないから、狂人になるしかないのかもしれない。
とりあえずまだ狂人にはなっていない。