台東区の文化遺産シリーズ第3回目<葛飾北斎の墓>
台東区の文化遺産シリーズ第3回目は葛飾北斎の墓。東京都指定旧跡。
葛飾北斎といえば、日本人でまず知らない人はいないだろうし、ジャポニズムブームを巻き起こし、海外の著名な画家たちにも大きな影響を与えたのでも有名だ。
歩いていて偶然見つけた。浄土宗誓教寺の前に北斎像があり、説明の札が建てられている。ちょうどお寺の人がいたので、挨拶してからお墓に向かう。お墓は木の枠で囲まれ、上には石が積み重なっている立派なもので、ポストカードも置かれていた。最晩年には画狂老人卍と号していたというが、墓石にも「画狂老人卍墓」とある。右の側面には辞世の句が書かれている。薄くなっていて読めなかったが、ポストカードに「ひと魂でゆく気散じや夏の原」と記されていた。